【難問】Intel CPUのシェア低下、防ぐには…?
Steamが定期的に実施するハードウェア構成の集計調査で、PCゲーマーの利用環境に大きな変化が確認されました。最も顕著な変化はCPUシェアで、従来優位を保っていたIntelが急激な下落傾向を示しています。
Intelシェア、5年で16%減
調査によると、IntelのCPUシェアは2020年に76.27%を記録していましたが、2025年6月には60.27%まで低下。5年間で約16%という大幅な下落を記録しました。特に、2024年から2025年にかけての1年間で6%以上も減少しています。
AMDの躍進とIntelの苦境
この急激な変化の背景には、複数の要因が存在します。AMDは「Ryzen 7 7800X3D」など、ゲーミング性能に優れた製品を投入。一方、Intelは「Raptor Lake-S K CPU」で物理的損傷の不具合が報告される問題に直面しました。
Intelは巻き返しを図るため、デスクトップ向けに最大52コアの新製品や、AMDの3D V-Cache技術に対抗する新技術の採用も噂されていますが、今のところ劣勢を強いられている状況です。
ネット上の反応
- 「IntelとAMDの立場が完全に入れ替わりましたね」
- 「GPUはDLSSにRTXにする理由あるけど、CPUは特にないから安くて安定する方を選んでしまう」
- 「そもそもPlayStation 5とかAMDのCPUとGPUが積まれてるから、ゲームがより安定して動くのはRyzenとRadeonの組み合わせ」
かつての絶対王者の苦戦は、自作PC市場の面白さを再認識させてくれます。今後の両社の動向から目が離せません。