【悲報】グラボの箱、昔はカオスだった… XFX国内再参入、DDR4終了など自作PCニュースまとめ
自作PC業界の最新情報をお届けします。今週も様々なニュースが飛び込んできました。
Radeon新メーカー「XFX」が国内販売開始!
香港のPCパーツメーカーXFXが、ついに日本国内での正規販売を開始しました。6月6日から、Radeon RX 9070 XTやRX 9060 XTなど10モデルが発売されています。過去にも何度か国内参入していましたが、今回は久しぶりの復活となります。
XFXは最安値モデルが多いことで知られ、海外では人気のあるメーカーです。かつてはNVIDIA製GPUも手掛けていましたが、2010年以降はAMD製GPUに注力しています。製品ラインナップは以下の通りです。
- マーキュリーシリーズ: 最上位モデル。RX 9070 XT搭載で、価格は14万円台。
- クイックシルバーシリーズ: 中堅モデル。ファンが磁石で着脱可能で、メンテナンス性に優れています。
- スイフトシリーズ: 廉価版モデル。RX 9060 XT搭載で、価格は約6~7万円。
国内の自作PCファンからは、選択肢が増えることを歓迎する声が上がる一方で、価格が割高ではないかという懸念も出ています。
まだまだ続くAM4! Ryzen 5 5500X3Dがシレッと登場
AMDの旧世代CPUソケット「AM4」に、新たなCPU「Ryzen 5 5500X3D」が登場しました。6コア12スレッドで、3D V-Cacheを搭載しているのが特徴です。ただし、このCPUはアメリカ限定での販売となるようです。
Ryzen 5000シリーズが登場してから約5年が経過しましたが、未だに新製品が登場することに驚きの声が上がっています。AM4プラットフォームの長寿ぶりには、多くの自作PCファンが感心しているようです。
MicronがDDR4メモリの製造終了を発表
メモリ大手Micronが、DDR4メモリの製造を終了すると発表しました。今後6~9ヶ月かけて段階的に生産を縮小していくとのことです。SamsungやSK Hynixも2026年頃に製造終了を予定しており、DDR4メモリは徐々に市場から姿を消していくことになります。
近年、中国メーカーが安価なDDR4メモリを製造しており、価格競争が激化していることも、大手メーカーがDDR5への移行を急ぐ一因となっているようです。
【ネタ枠】昔のグラボの箱が芸術的すぎると話題に
1990年代後半から2010年代前半にかけて、グラフィックボードのパッケージは非常に個性的で、カオスなデザインが数多く存在しました。海外では、当時のグラボの箱を300枚以上集めた書籍が発売され、話題となっています。
当時は、店頭でいかに目立つかが重要だったため、各社がインパクトのあるデザインを競い合っていました。ターミネーターやバイオハザードを彷彿とさせるデザインなど、今では考えられないようなパッケージが数多く存在し、当時の自作PCファンにとっては懐かしい思い出となっているようです。