【Mac Miniに挑戦状】CESで発表された超小型PCがヤバすぎる!AI処理からゲームまで対応
今回は、CESで発表された最新の超小型PC(Mini PC)に焦点を当て、その驚くべき性能と可能性についてご紹介します。Mac Miniの牙城を崩す存在となるのでしょうか?
NVIDIA Project GR00T:AI処理に特化したパーソナルスーパーコンピュータ
NVIDIAが発表した「Project GR00T」は、GB200 Grace Blackwell Superchipを搭載した、AI処理に特化した超小型スーパーコンピュータです。FP4精度で最大1PetaFLOPSのAI性能を発揮し、最大2000億パラメータのLLMをローカルで実行可能。開発者や研究者にとって、サーバーレベルのAI処理をデスクトップで実現できる画期的な製品となるでしょう。価格は3,000ドルと高価ですが、その性能は圧倒的です。
GEEKOM QS1:Snapdragon X Elite搭載の高性能Mini PC
GEEKOMが発表した「QS1」は、Snapdragon X Eliteプロセッサを搭載したMini PCです。12コアのOrionコアを搭載し、最大64GBのLPDDR5メモリと2TBのPCIe 4.0ストレージをサポート。Wi-Fi 7やUSB4.0など、豊富な接続オプションも魅力です。開発者向けの用途はもちろん、ウェブ開発や.NET開発など、幅広い用途に対応可能です。価格はまだ未定ですが、手頃な価格で高性能なMini PCを求めるユーザーにとって、注目の製品となるでしょう。
GMKtec Mini PC with Strix Halo:AMDの次世代APU搭載
GMKtecからは、AMDの次世代APU「Strix Halo」(Ryzen AI Max 395+)を搭載したMini PCが発表されました。16コア32スレッドのZen 5コアとRDNA 3.5ベースの強力なGPUを搭載し、AIワークロードやGPUアクセラレーションタスクにおいて優れた性能を発揮します。モバイル向けx86プロセッサとしては史上最高レベルの性能を誇り、高速なメモリ帯域幅も魅力です。
Lenovo Snapdragon X Elite搭載Mini PC:ビジネスから開発まで対応
Lenovoからは、Snapdragon X Eliteを搭載したMini PCが2機種発表されました。「ThinkCentre Neo」はビジネスユーザー向け、「IdeaCentre Mini X」はより高性能で開発用途にも対応します。どちらも高い電力効率と優れたパフォーマンスを両立しており、Windows on ARM環境での開発を検討しているユーザーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
2025年は、超小型PCの分野で大きな進化が期待される年となりそうです。AI処理からゲームまで、様々な用途に対応する高性能なMini PCが続々と登場することで、ユーザーの選択肢がさらに広がるでしょう。