任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」は、2025年6月5日に多くの地域で発売され、価格は449.99ドルからとなっています。このハイブリッドゲーム機は、携帯モード、タブレットモード、そしてドックを介して外部ディスプレイに接続する3つのモードで使用可能です。
Switch 2は、7.9インチのLCDタッチスクリーンを搭載し、1080pの解像度、HDR10サポート、そして携帯モードまたはテーブルトップモードでは最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応しています。ドック接続時には、HDMI経由で最大4K解像度（60Hz）または1440p（120Hz）での出力が可能で、更新されたドックにはイーサネットコネクタと冷却ファンも内蔵されています。
内部的には、カスタムのNvidia Tegra T239プロセッサを搭載し、オクタコアのARM Cortex-A78C CPUと12 SM AmpereベースのGPU（1,536 CUDAコア）を備えています。12GBのLPDDR5X RAM（ゲーム開発者向けに9GB利用可能）と256GBのUFS 3.1内部ストレージを搭載し、microSD Expressカードで最大2TBまで拡張可能です。
新しいJoy-Con 2コントローラーは、本体に磁気で取り付けられ、改良されたHD振動、大型化されたスティック、そして対応ゲームでのマウスとしての使用が可能です。右のJoy-Con 2には新しい「C」ボタンが追加され、Discordのようなチャットシステム「GameChat」を起動できます。また、NvidiaのDLSSとレイトレーシング技術、Wi-Fi 6をサポートし、ゲームのロード時間を短縮するためのカスタムファイル解凍エンジンも搭載しています。
Nintendo Switch 2は、物理版およびデジタル版のNintendo Switchゲームとの後方互換性がありますが、一部のゲームは完全にサポートされない場合があります。既存のSwitchゲームの一部は、新しいハードウェアでのビジュアルと機能強化のために、無料または有料のアップデートが提供される予定です。ローンチタイトルには「マリオカートワールド」と「ドンキーコングバナンザ」が含まれ、その他「メトロイドプライム4」や「ポケモンレジェンズ Z-A」などのゲームも確認されています。本体のデザインは初代Switchに似ていますが、より大きな画面に対応するため大型化されており、より頑丈なキックスタンドを備えています。内蔵の取り外し不可能な5,220 mAhリチウムイオンバッテリーは、2〜6.5時間のゲームプレイが可能と推定されています。