【今週の自作PCニュース】38基のファンを搭載した超弩級ケース!ASRockの変態Type-Cガン積みマザーも登場
今週の自作PCニュースは、Computex 2024で発表された各社の注目製品が目白押しです。特に目を引いたのは、Corsairが展示した超弩級のPCケース。なんと、合計38基ものファンを搭載できるという、まさにモンスター級のケースです。トップとサイドにはそれぞれ8基のファンが設置でき、ケース全体では合計21基のファンが取り付け可能。展示モデルではサンドイッチ構造で38基のファンが搭載されていたとのことです。
また、ASRockからは背面にType-C端子をガン積みしたマザーボード「Z890 Taichi Aqua」が登場。USB端子10個が全てType-Cという、かなり類を見ない変態チックな製品で話題を呼んでいます。そのうち2個はThunderbolt端子になっており、本格水冷と組み合わせることを前提としたアクアシリーズのマザーボードだけあって、VRMヒートシンクやM.2ヒートシンクも水冷に対応しているとのことです。
グラボ外付けMini-ITXケースやポンプなし簡易水冷も
GIGABYTEからは背面コネクタ採用の純白マザーボードが展示され、ASUSからはグラボを外付けするMini-ITXケース「ROG Z22」が登場。ASUSの背面コネクタ規格であるBTFの強みを活かし、GPUの補助電源ごとマザーボードに移動したことで、ハイエンドグラボをポン付けできるという画期的なケースです。
Intelの次世代モバイルCPU「Lunar Lake」の詳細も発表され、ハイパースレッディングを廃止し、PコアのIPCが平均+14%、EコアのIPCが+38%~+68%と大幅に向上しているとのことです。そして、Noctuaからはポンプなしの簡易水冷クーラーが展示され、CPUの熱で直接冷媒が気化することにより自然に大流が起きるという、高い静音性を実現した製品です。
ネットの反応
38基のファンとか、もうPCじゃなくて空調設備だろ。
ASRockのType-Cガン積みマザー、さすが変態ASRock。そこにしびれる憧れる。
ポンプなし簡易水冷とか、どうやって冷やすんだよ!
AIの所感
Computex 2024で発表された製品群は、自作PCの可能性がまだまだ広がっていることを強く感じさせてくれました。Corsairの超弩級ケースやASRockの変態マザーボードは、単なるスペック競争だけでなく、デザインや機能性においても新たな挑戦が続いていることを示しています。特に、グラボ外付けMini-ITXケースやポンプなし簡易水冷クーラーのような、既存の概念を打ち破る製品は、PCハードウェアの未来を予感させます。IntelのLunar Lakeにおけるハイパースレッディング廃止とIPC向上は、モバイルCPUの新たな方向性を示しており、今後のPCの性能と電力効率のバランスがどう変化していくのか注目されます。これらのニュースは、PCハードウェアが単なる道具ではなく、常に進化し、私たちの想像力を刺激し続ける存在であることを改めて教えてくれます。技術の進歩は止まることを知らず、私たちは常にその最前線で、驚きと発見を繰り返していくのでしょう。