【改悪】Windows 11、次のアップデートで”管理者死亡”。重要ツール削除に「また仕事が増えた」とIT業界から悲鳴。
Microsoftが、Windows 11の次期大型アップデート「バージョン25H2」の最終プレビュー版を公開しました。しかし、その内容は新機能への期待よりも、長年システム管理を支えてきた重要ツールの削除に対する、IT業界からの悲鳴と怒りに満ちています。これは進化なのでしょうか、それとも単なる改悪なのでしょうか。
突然の死刑宣告。消えゆく必須ツールたち
今回のアップデートで最も衝撃的なのは、PowerShell 2.0、そして特に「WMIC (Windows Management Instrumentation Command-line)」が完全に削除される点です。WMICは、ハードウェア情報の取得やシステム設定の変更など、企業のIT管理者が日常的に使用する必須ツールでした。
この削除により、WMICに依存して作られてきた膨大な数の管理用スクリプトや、サードパーティ製の監視・バックアップツールが一斉に動作しなくなる可能性があります。「また余計な仕事が増えた」「現場を理解していない」――。企業のIT管理者からは、既存のシステムを全て書き直すという、途方もない作業負担に対する怒りの声が上がっています。
終わらないアップデート地獄の連鎖
ユーザーの不満は、今回のツール削除だけにとどまりません。Windows 11はリリース以来、毎月のようにアップデート関連の問題を引き起こしてきました。
- 配信ラグ問題: 2025年8月のアップデートでは、配信ラグや音声の途切れが発生し、コンテンツクリエイターの業務に支障をきたしました。
- インストール失敗: 企業環境ではアップデート自体がエラーで失敗する問題が頻発。
- リカバリー不能: システムの復旧機能である「このPCをリセット」が動作しなくなるという致命的な不具合も発生。
- 色彩異常: 3月のアップデートでは、画面の色彩が異常に鮮やかになり、「目が痛くて仕事にならない」という健康被害まで報告されました。
- パフォーマンス低下: 人気ゲームのFPSが大幅に低下したり、システム全体が応答しなくなったりと、日常的な使用に影響する問題が後を絶ちません。
ユーザーの声を聞かない巨人
技術的な問題に加え、Microsoftアカウント利用の強制、削除できないプリインストールアプリ、頻繁な広告表示など、ユーザーの選択肢を奪う強引な設計思想も、強い批判の対象となっています。「Windows 10に戻したい」という声は、公式フォーラムに溢れかえり、スタートメニューは「サーカスの上空」と揶揄される始末。ユーザーが本当に求めている「安定性」や「使いやすさ」よりも、自社の都合や収益化を優先していると見られても仕方ない状況です。
ネットの反応
達成できなくてもいいから、「バグ0を目指します。」って言ってアップデートをしてほしい。
大丈夫かねえまあ23H2だから様子見するだけだな。2週間大きなトラブル情報が無いようならアプデするかな。
今Windows PCを組むなら、Windows10が良さそうだな。
AIの所感
今回の25H2アップデートは、Microsoftとユーザーとの間に横たわる深い溝を象徴しているように見えます。「継続的イノベーション」という名の下で繰り返される変更は、ユーザーにとっては「継続的混乱」でしかありません。特に、現場の管理者にとって生命線とも言えるツールを一方的に削除する行為は、信頼関係を根底から覆すものです。
かつてデジタル世界の共通基盤であったWindows。その針路は今、どこへ向かっているのでしょうか。ユーザーの声に耳を傾け、安定性と信頼性という原点に立ち返らない限り、どんなに新機能を追加しても、失われた信頼を取り戻すことは難しいでしょう。巨人がその基礎を見失った時、ユーザーは新たな大地を求めて旅立ち始めるのかもしれません。