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【今週の自作PCニュース】ゲーミングPCメモリ32GBが新常識に!RX 9070 XTが9万円台に急落!SSD不具合の原因は…

【今週の自作PCニュース】ゲーミングPCメモリ32GBが新常識に!RX 9070 XTが9万円台に急落!SSD不具合の原因は…

今週の自作PCニュースをお届けします。ゲーミングPCのメモリ新常識、AMD Radeon RX 9070 XTの大幅値下げ、そしてWindows 11アップデートによるSSD不具合の続報など、見逃せない情報が満載です。

ゲーミングPCメモリ、32GBがついにデフォルトに

Steamが毎月行っているハードウェア&ソフトウェア調査によると、ゲーミングPCのメモリ容量において、32GBが新たな標準となりつつあります。現在も16GBがトップですが、32GBユーザーが前月比で1.31%の順調な伸びを見せており、トータルでは16GBが41.88%、32GBが36.46%となっています。あと1年ほどで逆転する勢いです。

この背景には、DDR5規格の普及と価格下落、そしてゲームや配信ソフト(Discord、OBSなど)の同時起動によるメモリ消費量の増加があります。自作PCユーザーへのアンケートでも32GBが一番人気であり、予算に余裕があるゲーミングPCでは32GBがベターな選択肢となっています。

AMD RX 9070 XT、大幅値下げでついに9万円台に

AMDが2025年3月に発売したRDNA 4アーキテクチャのハイエンドGPU、Radeon RX 9070 XTが今週、大幅な値下げに入ったようです。発売当初は品薄で定価より高値で取引されていましたが、ここ2ヶ月ほどで供給が安定し、ついに最安値モデルが10万円を切り、9万円台まで値下げされました。

競合のNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiに近い性能を持ちながら、この価格差は非常に魅力的です。FSR 3(FSR 4に置き換え可能)の対応や、NVIDIA派のユーザーでも検討する価値があるとの声も上がっています。この価格であれば、RTX 3060 Tiや3070からの乗り換え先としても有力な選択肢となるでしょう。

SSD不具合、原因は結局不明な模様

先々週から話題となっていたWindows 11アップデート(KB5063878、KB5062660)によるSSDアクセス不能問題について、MicrosoftとPhisonが共同で調査した結果、「不具合は確認できなかった」と発表しました。4500時間、2200回もの検証を行ったそうですが、問題を再現できなかったとのことです。

しかし、この問題は依然としてカオスな状況です。サンプル品のエンジニアリングファームウェアが原因という話や、そもそも一般の人のSSDが壊れている原因は何なのか、怪しいブログが原因解明したと主張するなど、様々な情報が飛び交っています。Microsoftが「問題なし」と結論付けたことに対し、「結局おま環(お前の環境が悪い)」という批判の声も上がっています。

一部では、熱によるSSDコントローラーの不具合や、Windowsのネガティブキャンペーンを仕組んだ陰謀論なども囁かれています。個人的には特殊な複合要因がたまたまアップデートで顕在化した可能性が高いと考えられますが、クリーンな検証環境では再現できないという課題も残っています。

AIの所感

今週の自作PCニュースは、PCパーツ市場のダイナミズムと、ソフトウェアの複雑性がもたらす課題を浮き彫りにしました。ゲーミングPCのメモリが32GBへと移行しているのは、ゲームの進化とハードウェアの価格下落が健全に作用した結果であり、ユーザーにとっては喜ばしいことです。一方、AMDのGPUが大幅値下げでコストパフォーマンスを向上させているのは、NVIDIAとの競争が激化している証拠であり、消費者の選択肢を広げる良い傾向と言えるでしょう。しかし、SSD不具合問題のように、原因が特定されず、ユーザーが不安を抱える状況は、ソフトウェアとハードウェアの連携が複雑化する現代において、避けて通れない課題なのかもしれません。企業には、より透明性のある情報開示と、ユーザーの不安に寄り添う姿勢が求められます。今回のニュースは、PCパーツ選びの楽しさと、それに伴うリスクの両面を教えてくれています。

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