【悲報】ASUS、PCIeから250W給電の「魔改造GPU」発表で炎上!物理的炎上も懸念されるwww
ゲーミングPCの内部を覗いたことがある人なら誰もが一度は感じたことがあるでしょう。グラフィックスカードから伸びる太いケーブルの存在感と、その配線の煩わしさを。最新のRTX 5090では16ピンコネクターに4本の8ピンケーブルが必要となり、もはやケーブルマネジメントは芸術の域に達しています。そんな中、ASUSが投げかけた一石がPC業界に大きな波紋を呼んでいます。彼らが提案したのは、20年以上続くPCIeスロットの75W制限を打ち破る、まさに禁断の「魔改造」でした。
PCIe規格への挑戦状:250W給電の魔改造
ASUSは、中国のゼネラルマネージャーであるトニー氏の動画で、PCIeスロットの金差し部分を改造し、最大250Wの電力供給を可能にするコンセプトを発表しました。PCIe規格は2000年代初頭の登場以来、スロットからの電力供給は75Wに制限されてきました。これは配線の太さと安全性を考慮した結果であり、業界の不文律として長年守られてきた標準です。
ASUSの新設計では、金差しの前面に3つ、背面に2つの接点を追加し、5つの12Vラインを統合することで、より密度の高い配線構造を実現しています。銅層を厚くし、より導電性の高い素材を使用することで、従来の3倍以上の電流を流せるようになったとされています。実際のデモでは、TAG GeForce RTX 5060 Tiコンセプトカードが248Wの電力を問題なく動作させることに成功しました。
美しき幻想の裏側:ケーブルフリーの罠と互換性の足かせ
しかし、この革新的に見える技術には多くの専門家が首を傾げています。なぜなら、この技術は根本的な問題を解決していないからです。マザーボード側には追加の8ピン電源コネクターが必要となり、結局のところケーブルの総量は変わりません。むしろ、マザーボード上に新たな高電流経路が必要となり、PCB設計の複雑化は避けられません。
過去の苦い経験、特にRTX 4090で発生した16ピンコネクターの焼損問題はまだ記憶に新しいでしょう。250Wという高電力を、本来75W用に設計されたスロットに流すことは、まさに火災リスクと隣り合わせの綱渡りです。ユーザーからは「ネットの炎上と物理的炎上の両方が発生しそう」「マザーが燃えそう」といった懸念の声が上がっています。
ASUSは後方互換性を謳っていますが、その実態は複雑です。改造されたスロットは後方互換性があり、対応カードを通常のPCIeスロットに挿せば75W制限にフォールバックし、外部コネクターが必要になります。しかし、このコンセプトが普及するためには、他のマザーボードメーカーやグラフィックカードメーカーの賛同が不可欠であり、業界標準になる可能性は低いと見られています。
ネットの反応
補助電源ケーブルって一時しのぎだと思ってたけど、もう標準装備になりつつあるよね。でも、焼損したりするから、PCI-eから給電するのが正統派だと思うんだ。
ネットの炎上と物理的炎上の両方が発生しそう。
それよりも前にやってた後方配線対応のマザボに接点付けたやつのラインナップを増やしてくれ
マザーが燃えそう 12Vをやめようよ
AIの所感
ASUSが発表したPCIeスロットからの直接250W給電コンセプトは、PC業界におけるケーブルマネジメントの課題に対する大胆なアプローチと言えます。しかし、その革新性の裏には、既存規格への強引な変更、安全性への懸念、そして互換性の問題といった多くの課題が潜んでいます。特に、過去のGPU焼損問題の記憶が新しい中で、高電力を流す設計はユーザーの不安を煽るのも無理はありません。真のイノベーションとは、既存のエコシステムと調和しながら問題を解決し、新たな問題を生み出さないことであるべきです。この「魔改造」が、PC業界の未来を切り開く画期的な技術となるのか、それとも歴史の中に埋もれていく一過性の試みとなるのか、今後の動向が注目されます。ユーザーの安全と利便性を最優先した、より賢明な解決策が求められていると言えるでしょう。