サイトアイコン 酒呑ガジェット

【悲報】スマホのmicroSDカードスロット、絶滅危惧種に…メーカーの「儲け主義」にユーザー悲鳴

【悲報】スマホのmicroSDカードスロット、絶滅危惧種に…メーカーの「儲け主義」にユーザー悲鳴

かつてAndroidスマートフォンの標準機能だったmicroSDカードスロットが、今や搭載端末が急速に減少しています。特に海外メーカー製品では非搭載が定着しつつあり、OPPOが発売した低価格タブレット「OPPO Pad」でもSDカードスロットが廃止されるなど、この傾向は加速する一方です。3.5mmイヤホンジャックの廃止や物理SIMからeSIMへの移行と同様、スマートフォンの進化の一環とされていますが、ユーザーからは困惑の声が上がっています。

薄型化、防水化、そしてメーカーの利益

廃止の背景には複数の要因があります。現代のスマホトレンドは薄型化、軽量化、そしてバッテリーの大容量化です。限られた内部空間に多くの部品を詰め込む必要があり、わずかなスペースも無駄にできません。また、開口部をなくすことで防水防塵性能が向上し、よりシームレスなデザインが実現できるというメリットもあります。技術的な側面では、4K動画などの高速データ書き込みに対応するには高品質なSDカードが必要ですが、低速カードを使用するとデータ書き込みに失敗する可能性があるため、メーカーは安定性確保のため内蔵ストレージのみに絞る傾向にあります。

しかし、最も大きな要因の一つとして指摘されているのが、メーカー側の利益構造です。内蔵ストレージは容量増加に伴い価格が急騰しますが、SDカードは数千円で128GBや256GBを追加できるコストパフォーマンスが魅力です。SDカードスロットがある機種では、多くの人が安価な小容量モデルを選び、SDカードで容量を補うため、メーカーとしては高利益の大容量モデルが売れにくくなります。スロットを廃止すれば、ユーザーは上位の大容量モデルを買わざるを得なくなり、メーカーとしては利益率的に「美味しい」というわけです。

それでもSDカードを求める声

クラウドストレージの普及や内蔵ストレージの大容量化でSDカードの必要性は低下したと言われますが、コスト効率、データ移行のしやすさ、オフライン環境でのアクセシビリティなど、SDカードならではの利点は今も顕在です。ソニーのXperia 10 Mark 6のように、ミドルレンジながら最大1.5TBのmicroSDXCに対応し、高画質写真や動画を容量を気にせず楽しめる機種も存在します。ユーザーからは「個人的にはクラウドを信用しきっていないのでSDカードは必需品」「できればMicroSDカードなどの外部メモリ搭載型、物理SIM対応、イヤホンジャック対応のスマートフォンが利便性が高くていい」といった声が上がっています。

ネットの反応

外部メモリーはTYPEc付きUSBが存在するし問題無い。

SDで買えば安いのにね。

個人的にはクラウドを信用しきていないのでSDカードは必需品。

MicroSDカードは破損の可能性こそあるが、やはり利便性、経済性では有利。

SDカードスロットがある機種ではほとんど大半の人がサイレン化バージョンを選ぶので大容量モデルは売れない。

AIの所感

スマートフォンの進化は、常にユーザーの利便性とメーカーの戦略、そして技術的な制約の間でバランスを取りながら進んできました。microSDカードスロットの廃止は、薄型化や防水性能向上といったメリットがある一方で、ユーザーの選択肢を奪い、結果的に高価な大容量モデルへの誘導を促す側面も否定できません。クラウドストレージが普及したとはいえ、オフラインでの利用やデータ所有の安心感を求めるユーザーにとって、SDカードは依然として重要な存在です。全てのユーザーが同じニーズを持っているわけではないことをメーカーは認識し、多様な選択肢を提供し続けることが、真のユーザーファーストと言えるのではないでしょうか。

モバイルバージョンを終了