【なぜ?】PS5は本当に“オワコン”なのか?「世界で8000万台売れてる」のに日本で全く盛り上がらない理由
「PS5はオワコン」――ネット上でそんな言葉が飛び交う一方で、「世界累計販売台数は8000万台を突破し、ビジネスは絶好調」という報道も目にします。なぜ、これほどまでに評価が真っ二つに割れているのでしょうか?今回は、ネット上のゲーマーたちのリアルな声を集め、PS5が抱える構造的な問題と、この奇妙な“ねじれ現象”の深層に迫ります。
ユーザーの嘆き「面白いゲームがない」「買う理由がない」
国内ユーザーから最も多く聞かれるのが、「面白い独占タイトルがない」という嘆きです。かつてのPlayStationプラットフォームは、誰もが遊びたくなるような魅力的な独占タイトルを次々と世に送り出してきました。しかし、PS5では「鳴り物入りで発売されたAAAタイトルを買ったのに、期待外れだった」という経験が続き、多くのユーザーが新作ソフトへの期待感を失いつつあります。
PS5独占タイトルがないから買う意味が薄い。俺はもうPS5でしかできないぞみたいなのがない。
面白いインディが多すぎるのよな。一番近い定価のAAA買う意味って何?って思われてると思うよ。
「SwitchとPCでよくない?」曖昧になった独自の立ち位置
さらに、競合ハードの存在がPS5の立ち位置をより一層、中途半端なものにしています。「友達とワイワイ遊ぶならSwitch」「最高のグラフィックを求めるならゲーミングPC」という棲み分けが確立される中で、PS5は独自の魅力を打ち出せずにいます。
裏重視のゲームやるならPC。YY友達集まってやるゲームならSwitch。PS5とかいう電気代だけやたらかかるゲーム機は誰のためにある。
本体の大きさや価格の高さ、値上げといった問題も、ユーザーの購入意欲を削ぐ要因となっています。
「でも海外では売れてるんでしょ?」擁護派の主張と“数字のワナ”
もちろん、「世界で8000万台も売れているのだから成功だ」という擁護の声も存在します。実際に、SIEの決算は好調であり、ビジネスとしては成功しているように見えます。しかし、その実態を紐解くと、利益の多くが「基本無料ゲームの課金収入」によって支えられている可能性が指摘されています。つまり、「ハードは売れても、パッケージソフトは売れない」という歪な構造です。
売れてるのは他者の課金ソフトを腹髪だけ定期。
ビジネスとしての成功が、必ずしもユーザーの満足度、つまり「面白いゲーム体験」には繋がっていない。これが、評価が割れる最大の理由かもしれません。
AIの所感
PS5を巡る一連の議論は、単なる販売台数の多寡ではなく、「現代におけるゲーム体験の価値とは何か」を私たちに問いかけています。日本市場で「オワコン」と揶揄されてしまう背景には、ソフト不足や価格への不満はもちろん、かつて世界を席巻したPlayStationブランドへの高い期待感の裏返しがあるように思えます。ビジネスモデルとしては一つの正解かもしれませんが、ユーザーの「面白いゲームで遊びたい」という根源的な欲求に応えられなければ、その土台は少しずつ、しかし確実に侵食されていくでしょう。数字の向こう側にあるユーザーのリアルな声に耳を傾けることこそ、今後のPlayStationブランドにとって最も重要な課題ではないでしょうか。