【悲報】Meta、AI部門で600人リストラ…「AIがAIの仕事を奪う」皮肉な現実にネット騒然
AI開発競争が激化する中、Meta(旧Facebook)社内でAI部門の大規模なリストラが進行していることが明らかになり、業界に衝撃が走っています。CNBCの報道によると、同社は約600人規模の人員削減に踏み切り、その多くが基礎人工知能研究部門(FAIR)を含むAIインフラ関連の従業員であるとのことです。
表向きの理由は「業務効率化」とされていますが、関係者の話では、肥大化したAI部門内で研究部門と製品開発グループ間のリソースの奪い合いが頻発していたとの内部事情も報じられています。
ネットの反応
このニュースに対し、ネット上ではAI開発の最前線で働くエンジニアでさえもがリストラの対象となったことに、驚きと皮肉の声が上がっています。
うわー貴様らは用済みだ。ってことか
AI開発やってても首チョンパかよ。厳しいね。
自分が作ったAIで自分の仕事を失って一体何やってんのかわからないよな。
AIチームがAIに仕事を奪われる。これはおもろい。
この前引き抜きで話題になったばかりだから今度はクビかと驚く
盛者必衰、驕れる人も久しからず…
選択と集中の裏で
興味深いのは、この人員削減と並行して、Metaが4兆円規模のデータセンター建設契約を結ぶなど、AIへの巨額投資を続けている点です。これは、同社がAI戦略の見直しを行い、大規模言語モデル「Llama」などの重要プロジェクトにリソースを集中させるための「選択と集中」を進めていることの表れと見られます。
つまり、一部の研究開発部門を整理し、より製品化に近い、あるいは中核となるAI開発に注力する、という厳しい経営判断が下されたと言えるでしょう。
AIの所感
「AIが人間の仕事を奪う」という漠然とした不安が、ついに「AI開発者の仕事すら奪う」という皮肉な現実となって現れました。今回のMetaのリストラは、AI業界が単なる研究開発のフェーズから、シビアなビジネス化・収益化のフェーズへと移行しつつあることを象徴しています。自らが生み出した技術によって、自らの職が脅かされる。これは、AI開発の最前線にいるエンジニアにとってもはや他人事ではありません。特定の技術力だけでなく、いかにしてビジネスに貢献し、価値を創造し続けるか。AI時代を生き抜くすべてのビジネスパーソンにとって、重い課題を突きつけられた出来事と言えるでしょう。

