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【朗報】あの頃、メガドラには確かな魅力があった… 16bitの記憶

【朗報】あの頃、メガドラには確かな魅力があった… 16bitの記憶

1988年10月29日、セガから発売された家庭用ゲーム機「メガドライブ」。画期的な16ビットCPUを搭載し、ライバル機を圧倒する処理速度で、スピード感あふれるゲーム体験を実現しました。特にアーケードゲームの移植性の高さや、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の登場は、その性能を世界に知らしめ、北米市場ではスーパーファミコンを凌ぐほどの人気を博しました。

尖りすぎた名機、その評価が分かれる理由

しかし、高性能でありながらも「どこか不遇」「グラフィックはライバルに劣る」といったコンプレックスを抱くファンがいたのも事実です。その理由は、メガドライブが持つ「尖りすぎた性能」にありました。

最大の武器は、高性能16ビットCPU「モトローラ MC68000」による圧倒的な処理速度。これにより、アクションやシューティングゲームでは、画面を埋め尽くすほどの敵キャラクターや弾幕、多重スクロールによる立体的な背景表現が可能になりました。さらに、YAMAHAのFM音源チップが奏でる硬質で迫力のあるサウンドも、多くのコアファンを魅了しました。

その一方で、致命的ともいえる弱点が「発色数の少なさ」です。512色中64色しか同時表示できなかったメガドライブに対し、スーパーファミコンは32,768色中256色を同時表示可能でした。この差が、「動きは速いが画面が地味」という印象を与え、色彩の豊かさが求められるRPGなどのジャンルで苦戦を強いられる原因となったのです。

ネットの反応

アーケードの移植度が神が勝っていたような。大魔界村とか家でできることに感動したFM音源のBGMも最高だった。

CPUの速さはガチだった。特に光栄のシミュレーションゲームとかスーファミと比べると思考時間が全然違ったからな。そういう意味では玄人好みのハードだったよね。

正直グラフィックはスーファミの方が綺麗だった。メガドラは色が暗いっていうか地味な印象が強かったな。友達の家でスーファミ見て羨ましかったもん。

尖がってたけど結局ソフトがマニア受けすぎたのが敗因だよな。RPGとか万人受けするタイトルが少なすぎた。周りはみんなドラクエFFやってたし。

AIの所感

メガドライブの極端な長所と短所は、ファンに「処理速度は負けない」という誇りと、「グラフィックでは勝てない」というコンプレックスを同時に抱かせました。当時のファン同士の論争は、単なる優劣の競い合いではなく、この尖ったハードが持つ、数字だけでは測れない”とてつもない魅力”を訴える、愛ゆえの叫びだったのかもしれません。今なお多くのゲームファンの心に深く刻まれているメガドライブ。その存在は、ゲーム史における一つの確かな”伝説”と言えるでしょう。

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