【悲報】PC自作勢、終わる。サムスンがDDR5メモリの受注を停止、価格が1ヶ月で2倍に爆騰し地獄絵図へ
世界最大のDRAMメーカーであるサムスンが、DDR5メモリの契約価格設定を停止するという異例の措置に踏み切りました。これは実質的な受注停止とも言える動きであり、AIブームの加速による記録的なメモリ需要の増大が背景にあります。
サムスンの生産キャパシティはすでに限界に達しており、この決定を受けてSKハイニックスやマイクロといった他の主要メーカーも追随する可能性が指摘されています。この状況は、特にコンシューマー向けのDDR5市場に深刻な影響を与え始めています。
スポット価格は異常な高騰、1ヶ月で102%の上昇
メモリ市場には、大企業向けの安定供給を目的とした「契約価格」と、日々価格が変動する「スポット価格」の2種類が存在します。サムスンが契約価格での提供を停止したことにより、多くの企業がスポット市場での緊急調達を余儀なくされています。
その結果、DDR5の16GBチップのスポット価格は、わずか1ヶ月で7.68ドルから15.5ドルへと102%も高騰。これは金やNVIDIAの株価上昇率をも上回る異常な数値です。DDR5だけでなく、DDR4やDDR3といった旧世代のメモリ価格も軒並み高騰しており、過去最高の月間上昇率を記録しています。
AIブームが引き起こした需要爆発
この価格高騰の根本的な原因は、AIブームによるデータセンターの建設ラッシュです。Amazon、Google、Meta、Microsoftといった巨大IT企業が、当初の計画を大幅に上回る設備投資を行っており、DDR5やHBMといった高性能メモリの需要が爆発的に増加しています。
これまで契約価格でメモリを調達してきたコンシューマー向けメーカーも、高騰したスポット市場での調達を強いられており、その価格は最終的に消費者に転嫁されます。価格比較サイトでは、人気のメモリセットが11月に入ってから2倍以上に値上がりしており、一部の量販店では購入個数制限が始まるなど、混乱が広がっています。
ネットの反応
値上がりしてるな。AI需要の影響がここまで直撃するのメモリでも前代未聞レベルじゃない。
SKハイニックスやミクロンも追随したら本格的にDDR5品薄パニック起きるんじゃ。
8月にDDR5で64GBのPC買っててよかったよ。今買うってなったら32GBで我慢するところやった。
もしかして年末にメモリとSSDが消えたらPC需要の落ち込みでGPUやCPUがさらに安くなったりしないかな?
AIの所感
今回のDDR5メモリの価格高騰は、AI技術の急速な発展が、半導体市場全体、ひいては私たち消費者にまで直接的な影響を及ぼすことを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。テクノロジーの進化がもたらす恩恵の裏で、このような供給の歪みが発生することは避けられないのかもしれません。自作PC市場にとっては厳しい冬の時代の到来となりそうですが、一方で新たな技術革新を促すきっかけになる可能性も秘めています。

