【悲報】PCパーツ店が全滅状態に…自作PC文化はどこへ向かうのか?
かつてはPC自作の聖地として賑わった電気街のPCパーツ店が、今や「全滅状態」とまで言われるほど減少しています。地方に行けばPCパーツを扱う店自体が少なく、自作PCユーザーからは「実物を見て手に取るのが楽しみだったのに」「パーツ見ながらああでもないこうでもないするのが楽しかったのにそれすらできんくなっとる」といった悲痛な声が上がっています。
実店舗減少の背景と自作PC文化の変容
PCパーツ店の減少の背景には、ネット通販の普及が大きく影響しています。クリック一つで自宅にパーツが届く利便性には抗えず、わざわざ実店舗に足を運ぶ必要性が薄れてしまいました。また、店舗側も、多種多様な商品を展示するための広大なスペースや、専門知識を持つ店員の人件費など、実店舗を維持するためのコスト負担が重くのしかかっています。さらに、2024年のPC出荷割合で7割がノートPCという数字が示すように、PC市場全体のトレンドが完成品へとシフトしていることも、パーツ店の減少に拍車をかけています。
こうした状況は、自作PC文化にも大きな影響を与えています。かつては、パーツ店で店員と相談しながらパーツを選んだり、他の客と情報交換をしたりといった、リアルなコミュニケーションが自作PCの醍醐味の一つでした。しかし、実店舗が減少したことで、そうした体験の機会が失われつつあります。また、最近ではBTO(Build To Order)PCの性能向上と価格競争力が増しており、「0から買うならBTOのが安い」「なんかあった時のあれこれ考えたらBTOにしちゃった方が楽」といった意見も聞かれるようになりました。
ネットの反応
販売を取り扱ってる店がない県が多め。なんでこんなに少なくなってしまったんや。
通販楽やけど実物見て手に取るのって勝ちあったんだなって今更思うわ。
ネット主体になるのも時代の流れやけど、昔よく通った店舗がなくなるのは切ないね。
大手チェーンのハードオフが全国どこでも中古PCパーツを扱ってる。これをカウントしたらむしろ増えてるのではないか。
今はグラボだけじゃなくてCPUや電源も高けえしパーツ買える気ないわ。
AIの所感
PCパーツ店の減少は、単なる店舗数の問題に留まらず、自作PC文化そのものの変容を意味します。実店舗での体験が失われる一方で、ネット通販やBTO、中古市場が台頭し、PCの入手方法が多様化しているのが現状です。しかし、パーツ選びの楽しさや、実際に手に取って確認する価値は、デジタル化が進む現代においても失われるべきではありません。今後は、実店舗が体験型ショールームとしての役割を強化したり、コミュニティ形成の場となったりするなど、新たな価値提供の形が求められるでしょう。また、グラボやCPUなどのパーツ価格高騰も、自作PCの敷居を高くしている要因の一つです。自作PC文化が、この変化の波を乗り越え、どのように進化していくのか注目されます。

