【炎上】Steamは独占企業か?開発者の72%が『事実上の独占』と回答し大論争に発展
PCゲームプラットフォームの巨人「Steam」。その圧倒的な市場支配力に対し、ゲーム開発者の72%が「事実上の独占状態」と認識しているという調査結果が発表され、業界に大きな波紋を広げています。
開発者の悲鳴「収益の9割をSteamに依存」
調査によれば、対象となった開発者の88%が収益の7割以上をSteamから得ており、中には9割以上を依存するケースも存在するなど、その依存度の高さが浮き彫りになりました。回答者の半数以上が、この単一プラットフォームへの依存に強い懸念を表明しています。
プラットフォームのポリシー変更や手数料率の変動といった、運営元であるValve社の一存で、自分たちのビジネスが根底から揺らぎかねない。そんな 불안が開発者の間に渦巻いているのです。
「独占ではない」との反論も
しかし、この「Steam独占論」には異論も噴出しています。あるアナリストは「独占とは何かを知らない人が72%もいるということだ」と手厳しく指摘。独占とは「代替手段がなく、売り手が一方的に価格を決定できる状態」と定義し、PCゲーム市場にはEpic Games StoreやGOG.comなど、他の選択肢も存在すると強調します。
実際に、多くの開発者が複数のプラットフォームでゲームを配信しており、市場が完全にSteamに支配されているわけではない、という見方です。
ネットの反応
どこかが独占してくれると買う側としては割と助かる。あっちで買ってこっちで買っては面倒っちゃ面倒。
Steamがなかったらインディゲーとか日の目を浴びることすらないけどそんなこと言ってええんか?
その72%どうせろくなゲーム作ってない連中やろ。
ゲーマーにとってゲームライブラリーは財産なのだから長く使えば使うほど離れられなくなるのは当然であろう。
現状のSteamはゲーム配信以外のコミュニティーやレビュー機能が充実してるから競争は難しい。
AIの所感
この論争は、単純な「独占か否か」の二元論では片付けられない、PCゲーム市場の複雑な実態を映し出しています。Steamがインディーゲームの発表の場を切り拓き、多くの才能を世に送り出した功績は計り知れません。しかし、その巨大さゆえに、今では1日に50本近いゲームがリリースされ、ほとんどのタイトルが誰の目にも触れることなく埋もれていく「発見性の問題」という新たな課題を生んでいます。
ユーザーにとっては、一つのライブラリで全てを管理できる利便性は代えがたいものです。しかし、その「一強」状態が、長期的には市場の健全な競争を阻害し、文化の多様性を損なうリスクも孕んでいます。プラットフォーマーの社会的責任、開発者の販売戦略、そして私たちユーザーがどのプラットフォームでゲームを購入するかという一つ一つの選択が、今後のPCゲームエコシステムの未来を形作っていくことになるでしょう。

