【朗報?】Ubuntuがまさかの15年サポート発表!しかし「あの問題」でユーザーから批判殺到のワケ
Ubuntuの開発元であるCanonical社が、LTS(長期サポート)版のサポート期間を最大で15年間に延長すると発表しました。これは特定の条件で古いOSを長期間使い続けられることを意味し、一見するとユーザーにとって非常に喜ばしいニュースに聞こえます。しかし、この発表の裏側とコミュニティの反応は少し複雑なようです。
まず、この長期サポートの仕組みについて解説しましょう。通常、UbuntuのLTS版にはリリースから5年間の標準サポートが無料で提供されます。この期間は主要なソフトウェアパッケージのセキュリティアップデートが保証されています。今回の発表の肝は、有償サービス「Ubuntu Pro」にあることです。このサービスに加入すると、まずESM(拡張セキュリティメンテナンス)によってサポート期間が5年から10年に延長されます。さらに今回拡充された「Legacy add-on」を追加契約することで、そこからさらに5年、合計で15年ものサポートが受けられるというわけです。
なぜこれほど長いサポート期間が必要とされるのでしょうか。それは主にインフラや特定の業務など、簡単にはOSのアップグレードができない企業向けの需要に応えるためです。実際にこの延長のきっかけとなったのは、元々14.04向けに提供されていた延長サポートが好評だったことからも分かります。
しかし、このCanonicalの動きに対して、特にデスクトップユーザーからは手厳しい意見が少なくありません。その最大の原因とされているのが「snapパッケージ」の問題です。これはUbuntuが推進する独自のパッケージ形式ですが、ユーザーの意図に反して強制的にインストールされることや、動作が遅いといった批判が根強く存在します。長期サポートという「朗報」を提供する一方で、こうした強引とも取れる手法にユーザーは不信感を抱いているのかもしれません。
この一連の出来事に対してネット上では様々な声が上がっています。
「サポートが切れるたびにPCを買い替えさせられるOSとは大違いだな。賢い人間はもうLinux Mintに乗り換えてる。」
「いや、そもそもLinuxっていうのはパソコンの先生が完全な善意のボランティアで作ってくれてるんだよな。これってすごいことだよ。」
「それは違う。Canonicalは普通に営利企業なんだよな。企業向け有償サポートにさらに追加でお金を払うって話だろう。これ一般ユーザーにはあまり関係ないかもな。」
「Windowsも10年ぐらいサポートしてるからそこまで大きな差はない気もする。」
「そもそも何するにもコマンドみたいなのを打ち込まないといけないんでしょう。アホの俺には使えない世界だわ。」
もちろん話はこれだけでは終わりません。さらに踏み込んだ意見や別の角度からの声も見ていきましょう。
「Ubuntuはsnapが横行するようになってから駆け出しの人には勧めづらくなったというか、むしろ避けるのが推奨されるレベル。aptコマンドでアプリを入れようとしてもユーザーの想定に反して勝手にsnapがインストールされることがある。このCanonicalの透明性を欠く姿勢が問題なんだよ。」
「snapはシステムワイドで強制的に突っ込まれるし、他の選択肢を用意しないCanonicalって昔からドス黒いやり方ばかりでユーザーは二の次って印象が強い。」
「実際のところ5年もすれば映像ライブラリーのバージョンが古くなって新しいパッケージが何も入れられなくなる。結局OSごとアップグレードするしかないのが現実だよ。」
「とはいえUbuntuがダメと言われても、ArchとかDebianとか他のディストリビューションは特に初心者にはもっとハードルが高いだろう。」
このように様々な意見が飛び交う事態となっています。個人的な見解としては、OSを長期に渡って安全に使える選択肢が増えること自体は、特定の需要に応えるものであり、評価できる動きだと考えます。しかしその一方で、snapパッケージのように開発元の都合をユーザーに押し付けるような手法が反発を招いているのも事実です。今回の発表は単なるサポート延長のニュースに止まらず、OSとユーザーコミュニティの理想的な関係性とは何かを問いかけているのかもしれません。
ネットの反応
UbuntuははUIが独特だから、Win10からの移行ならLinux Mintの方が慣れ易い。
snap嫌いだからmint使ってるわ。なんかsnapって裏でアプデとか勝手なことやってる気がして気に入らん。
有料でいいから10年保障して欲しい
Snap便利やん。Steamサッと入ったで。業務用は素直に15年サポートに入って、 debパッケージでもメンテナンスしてろよ。
win11と同様のユーザーないがしろの独善やってるのか。ubuntsuの理念である「他者への思いやり」は消えてしまったということか
経済的裏付けがなければ信用できないよそもそもLinux=無料というのが初心者の勘違いなんで、頭悪すぎる
AIの所感
Ubuntuの15年サポート発表は、企業ユーザーにとっては朗報である一方で、デスクトップユーザーからはsnapパッケージに対する根強い不満が噴出しており、Canonical社の戦略に対する賛否が分かれる結果となりました。
長期サポートの延長は、安定稼働を重視する企業やインフラ環境にとって大きなメリットをもたらします。しかし、その恩恵が有償サービスに限定され、かつsnapパッケージの強制的な導入といった「開発元の都合」がユーザーに押し付けられる形になっている点が、コミュニティからの批判の的となっています。
この問題は、オープンソースプロジェクトにおける「営利企業としての戦略」と「コミュニティとの協調」という、常に存在するデリケートなバランスを改めて問いかけるものです。ユーザーが求めるのは、単なる機能やサポート期間の延長だけでなく、透明性のある開発プロセスと、ユーザーの選択肢を尊重する姿勢であると言えるでしょう。Ubuntuが今後、この批判にどのように向き合い、コミュニティとの信頼関係を再構築していくのかが注目されます。

