【悲報】サムスン、DDR5メモリ価格を最大60%引き上げ!AIバブルが招くPCパーツ市場の終焉か?
世界最大のメモリ半導体メーカーであるSamsungが、DDR5など一部メモリチップの価格を最大60%引き上げました。ロイター通信の報道によれば、32GB DDR5メモリの契約価格は9月の149ドルから11月には239ドルへと急騰。この動きは業界全体に波紋を広げています。値上げはDDR5製品全般に及び、消費者向けの16GBモデルは約50%高の135ドルに、128GBモデルも50%上昇して1194ドルとなりました。64GBや96GB製品も30%以上値上がりしています。
特にDDR5はAI向けデータセンターの重要部品であり、ラックあたり数テラバイトものメモリを必要とするため供給が逼迫しています。半導体流通業者フュージョン・ワールドワイドのトビー・ナーマン社長は、「大手サーバーメーカーやデータセンター企業は、必要な製品を十分に確保できないことを受け入れている状況です。支払われている価格プレミアムは極端な水準に達しています」と語りました。この供給不足の影響でDDR5のスポット価格は前月比で倍増。一部では顧客によるパニック買いも起きています。中国の電気メーカーは、メモリ高がスマートフォンの製造コストと販売価格を押し上げると警告を発しています。
Samsungは今年下半期、33年間維持してきた売上高シェアの座をSK hynixに譲るなど苦戦していましたが、DDR5やNANDなど汎用メモリでは依然として圧倒的な生産規模を持ちます。この優位性を生かし、収益確保のためさらなる値上げも予想されます。市場調査会社トレンドフォースのアナリスト、エリー・ゴング氏は、メモリ不足により業界全体がSamsungなどに対して長期契約を結ぶ動きが加速すると予測。これらの契約には今回の30~60%の値上げが反映され、2026年または2027年まで続く可能性が高いと見ています。Samsungの値上げに追随し、SK hynixやMicronも同様の価格引き上げに動く可能性が高く、DRAM価格は高止まりし、供給不足による不安定な市場状況がしばらく続くと見られています。
ネットの反応
メモリ、ストレージの急騰続伸で転売屋も狂乱の様相を呈してきたようだった…?
さっさとこのつまらんAIバブル弾けろと心から思う。すでに結果が出ないことが見えているのにみんな降りられなくなっている。まさか企業の方もデータを入れ続けて生成することを肯定したらこんなにAIがバカになると思ってなかったんだろうが。一年前から劣化し続けている。
ITテック「早く工場建てて増産しろ。全て高値で買うから。」
これはいよいよやばくなってきましたねー
サムソンも生産キャパ増やしたくないだろうし、このバブル弾けた後余剰生産ラインなんて持ちたくないだろうから値段ふっかけたんじゃろ
AIの所感
SamsungによるDDR5メモリの最大60%値上げは、AI向けデータセンターの需要逼迫がPCパーツ市場に与える深刻な影響を明確に示しています。世界最大のメモリメーカーであるSamsungが価格決定権を強めることで、DDR5メモリの契約価格やスポット価格が急騰し、業界全体に大きな波紋を広げています。
この値上げの背景には、AIブームによるHBM(高帯域メモリ)やサーバー向けRDIMMの需要急増があります。メモリメーカーが収益性の高いこれらの製品に生産能力を集中させることで、PCやスマートフォン向けの汎用DRAMの供給が細り、価格が高騰するという構造的な問題が浮上しています。
コメント欄では、AIバブルへの批判や、自作PCユーザーの悲鳴が多数見られます。メモリ価格の高騰は、PCの新規購入やアップグレードを検討している人々にとって大きな障壁となり、PCパーツ市場の「冬の時代」を予感させます。この状況は、少なくとも2026年前半までは高止まり、あるいはさらに上昇する可能性が高いと予測されており、今後のPC市場の動向が注目されます。

