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【悲報】イーロン・マスクとフォートナイトCEOがWindows 11に激怒!「縦タスクバー返せ、MSアカウント強制するな」

【悲報】イーロン・マスクとフォートナイトCEOがWindows 11に激怒!「縦タスクバー返せ、MSアカウント強制するな」

2025年11月、MicrosoftがSNSで展開しているCopilotキャンペーンに思わぬ形で批判が浴びせられました。Windows 11向けAIアシスタント機能Copilotをアピールする動画広告の元に、フォートナイトの生みの親として知られるEpic Games CEOのティム・スウィーニーが皮肉たっぷりのコメントを書き込んだのです。「Hey Copilot、俺のタスクバーを縦にして、二度とWindowsアカウントを作れなんて言うな」といった彼の投稿はまたたく間に拡散し、数時間後にはイーロン・マスクが「特にWindowsアカウントの部分な」と賛同を示しました。大手IT企業のトップ同士が、世界最大級のOSベンダーに公然と苦言を呈した構図が話題を呼びました。

スウィーニーの怒りの矛先は2つありました。一つは、Windows 10時代には当たり前にできたタスクバーの縦配置が、Windows 11で事実上封じられていることです。タスクバーとは、画面下部にアプリのアイコンやスタートボタンが並ぶ帯の領域を指します。ところがWindows 11では基本的に下に固定され、正式な設定項目としての縦配置は提供されていません。

もう一つの矛先は、Windows 11で徹底されているMicrosoftアカウント、いわゆるMSアカウントの事実上の必須化です。新しいPCにWindows 11をセットアップする際、インターネット接続とMSアカウントの作成を求められ、従来のようにオフラインアカウントだけで完結させる選択肢は表向き姿を消しました。イーロン・マスクは2024年にも同じ問題で苛立ちを露わにしています。新しいWindows PCを購入したものの、MSアカウント作成を強要されてセットアップに数時間を要したとXで告白し、「このアカウントを作ることはMicrosoftのAIに自分のPCへのアクセスを与えることになる。これはおかしい」と批判しました。

実際、インターネット上にはMSアカウント強制を回避する裏技が溢れています。初期セットアップ画面で特定のキーを押してコマンドプロンプトを呼び出し、「OOBE\BYPASSNRO」と入力して再起動するとローカルアカウント作成に進めるといった手順がブログや動画で詳しく解説されています。

スウィーニーとマスクの批判は、Windowsというプラットフォームがユーザーの自由な選択よりも企業側のビジネスやデータ収集の都合を優先する方向に傾き続けていることへの問題提起です。タスクバーのUIのような基本機能を削り、アカウント必須化やクラウド接続を前提にする姿勢は、「あなたのPCはあなたのものではなくなりつつある」というメッセージとして受け取られています。その象徴が、Microsoftが全力で押し出しているAIアシスタントCopilotです。多くのユーザーは、基盤となるOSの安定性や操作性より先にAI機能とアカウント連携だけが全面に押し出されていることに強い違和感を抱いています。

Windows部門トップのPavan Davuluriは、Windowsを「エージェント的OS」へと進化させていくと表現し、AIが主体的にユーザーを助ける未来像を語っています。しかし、その投稿への返信欄は批判一色で、「そんなことは誰も望んでいない」「AIにする前に余計な広告と強制アカウントをやめて欲しい」という声が目立ちます。ユーザーの目には、Windowsが仕事道具というより、サブスクリプションサービスやクラウドを売るための看板に変わりつつあるように映っています。

もちろんMicrosoftの側にも言い分はあります。MSアカウントを使えば複数デバイス間で設定を同期したり、OneDriveに自動バックアップを取ったりできます。Copilotやクラウド版Officeといったサービス群もアカウントを軸に連携することで力を発揮します。セキュリティ面でも多要素認証やパスワードレス認証を標準化することで、なりすまし被害を減らせるという主張は一定の説得力を持つでしょう。しかし、それらの利点は本来選べるオプションとして提示されるべきものであり、「同意しないと使わせない」という形で押し付けるのは別問題です。スウィーニーが求めた「タスクバーを縦にする自由」と「アカウントを作らない自由」は象徴的ではありますが、OSにおける自己決定権の核心をついています。PCは本来、ユーザーが自分の作業スタイルと価値観に合わせて作り替えていく道具であり、OSはその土台に過ぎません。ところが近年のWindowsは、スタートメニューへの広告表示や設定画面内でのサブスクリプションの売り込みなど、ユーザー体験をビジネスロジックで塗りつぶすような変化を重ねてきました。タスクバーやアカウントの問題はその延長線上にあるのです。

今回の騒動が示したのは、たとえIT業界の内側であっても、こうした流れに違和感を覚えている人間が少なくないという事実です。ゲームエンジンやロケットで世界をリードする企業のトップがあえて公共の場で「縦タスクバーを返せ」「アカウントを強制するな」と叫ぶのは一種のシグナルです。OSベンダーが利便性と引き換えにどこまでユーザーの自由を削って良いのか。その境界線を巡る議論は今後ますます活発になるでしょう。

静かな反逆。縦に伸びるタスクバーを求める声は、単なるUIへの要望ではありません。机の上に置く道具の位置を自分の手で決めておきたいというごく素朴な願いの形です。アカウントを強制される瞬間、人は見えない扉の前に立たされます。便利さと引き換えに開かれるクラウドの窓は、時に夜ふけのネオンのように眩しすぎて、部屋の輪郭をかえって見えにくくしてしまう。AIという新しい同居人は、いつか習慣を学び、こちらが言葉を発する前に予定や文章や思考の断片を差し出してくるでしょう。そこにあるのは支配ではなく、優しい先回りの顔をした同調圧力です。だからこそ、縦タスクバーを取り戻したいという欲求や、アカウントなしで始めたいというささやかな願いは、未来への抵抗ではなく、未来の形を自分で選びたいという意思表示になります。選択肢そのものを求める声は、技術への拒絶ではなく、共存への条件を静かに提示する宣言でもあるのです。道具がいかに賢くなろうとも、その賢さの範囲を決めるのは依然として使い手でありたいという願いがそこには宿ります。この先OSはますます考える存在へと変わっていく。だが本当に必要とされるのは、持ち主の沈黙を察して一歩引く知性であり、あえて何もしないという選択を支える勇気でしょう。記録しない自由、繋がらない自由、進めない自由を尊重する設計こそが、最も先進的なインターフェースとなるかもしれません。静かな反逆とは、叫ぶことではなく、選び続けることに他なりません。今日も誰かが設定画面の奥で余計な提案を黙って無効にし、自分の作業机へのレイアウトを少しだけ整え直す。その積み重ねが、いつか巨大なプラットフォームの向きをほんの少しだけ変えてしまうかもしれません。未来は華やかなプレゼンテーションのスライドではなく、そうした目立たないクリックの連なりの中に静かに書き込まれていくのです。

ネットの反応

Linux移行済みの立場からは、そこまで怒りを表明するくらい反感を持ったとしても様々な社会的縛りでWindows使うのを止められないのはある意味現代の病理だよなとちょっと深刻な考えになっちゃう

これはその通りだと思う。ユーザの自由を制限するべきじゃない。オンラインアカウントに誘導したければ、強制ではなく飴をちゃんと与えて誘導するべきだ。今のところオンラインアカウント化するメリットはユーザ側にないしね。

副操縦士「お金を払ってください。さもないと墜落します」

企業でPCを使う場合のアカウント管理が面倒なんだよ

一旦、XP~7辺りのUIで軽く安定した状態に戻そうよ・・・

なんか、チャウシェスク体制崩壊を彷彿とさせる支持の失いぶり。

10の時にバーを縦に置くなんて便利な機能あったの知らなかった

世界中の副操縦士を愚弄していると思う。

ブチ切れイーロン、OS作りますってならんかな。今までこういう流れが結構あったけどな。

エピック・ゲームズはLinuxアンチだったはず。だからWindows復興希望側。

イーロンいつ旧ツイッターから消えるの?

Windows11 24H2 だけどタスクバーはExplorer にパッチを当てて上に配置して使っている。

AIの所感

Windows 11におけるタスクバーの縦配置廃止とMicrosoftアカウントの強制は、単なるUIの変更やセットアップの煩雑化に留まらず、ユーザーの「自己決定権」を侵害する問題として、イーロン・マスク氏やEpic Games CEOのティム・スウィーニー氏といったIT業界の重鎮からも強い批判を浴びています。

この騒動は、MicrosoftがAIアシスタント「Copilot」を前面に押し出し、Windowsを「エージェント的OS」へと進化させようとする中で、ユーザーの利便性や自由よりも企業側のビジネスロジックやデータ収集を優先しているのではないかという根深い不信感を浮き彫りにしました。多くのユーザーは、OSの安定性や操作性といった基本的な要素が揺らぐ中で、AI機能やクラウド連携だけが強調されることに強い違和感を抱いています。

ユーザーが「記録しない自由」「繋がらない自由」「進めない自由」といった選択肢を求める声は、技術への拒絶ではなく、テクノロジーとの健全な共存を望む意思表示と言えるでしょう。Microsoftには、ユーザーの声を真摯に受け止め、利便性と自由のバランスを再考し、信頼を取り戻すための対話と改善が求められます。

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