【朗報】Windows 11、エクスプローラーが爆速化！？バックグラウンド常駐で「もたつき」解消へ
ここ数年、Windows 11ユーザーの間で最も不満として上がっていたのが、エクスプローラーの動作の重さだ。ウィンドウを開くたびに緑色の進行バーが伸び、数秒から数十秒待たされる体験が日常的な作業のストレスになっていた。しかし、Windows 11の次期アップデートでは、この問題を根本から解決する新たなアプローチが導入される。
その中心となるのが「プリロード」と呼ばれる仕組みだ。エクスプローラーを常にバックグラウンドで動かしておくことで、ユーザーがアイコンをクリックした瞬間にすぐにウィンドウを表示できるようにする。これはスマートフォンのアプリが待機し、タップした途端に立ち上がる挙動に近い。バックグラウンドとは、画面にウィンドウが出ていない状態でもプログラム本体だけをあらかじめメモリ上に読み込んでおくことを指す。
従来のWindowsでは、エクスプローラーのウィンドウを開くたびに必要なコンポーネントやライブラリが読み込まれ、履歴やクイックアクセスなどの情報を集める処理が走っていた。この初期化に時間がかかり、ユーザーには進行バーのもたつきとして認識されていた。新しい仕組みでは、この初期化をOSの起動直後やアイドル時間に前倒しして済ませる。つまり、ユーザーがまだエクスプローラーを開いていない段階で、システム側が裏で静かに立ち上げて準備を整えておくのだ。
プリロード方式では、起動の速さと引き換えに常時ある程度のメモリとCPUリソースを消費することになるが、Microsoft側のテストでは、エクスプローラーが占めるメモリは極めてわずかで、全体の使用量に大きな変化は見られないとされている。最近のWindowsは積極的なメモリ管理機能を備えており、通常の使用では体感できるほどのメモリ圧迫には繋がりにくい。
今回の変更が特徴的なのは、設定画面に専用のトグルが用意されている点だ。エクスプローラーのフォルダーオプションから、「高速な起動のためにWindowsの事前読み込みを有効にする」といったチェックボックスをオフにすれば、プリロード機能自体を無効化できる。この設定は既定でオンになる方向で検討が進んでおり、多くのユーザーにとって「エクスプローラーが普通に素早く開くようになった」というささやかな改善として受け止められるだろう。
ネットの反応
「Copilotを切り落とせばメモリ消費といったリソース消費なんて気にしなくていいと思う」
「20年前と比べて1000倍は速いコンピューターを使ってるはずなのにエクスプローラーは一向に速くならんどころか余計にもたつくようになってる希ガス そもそも余計な処理やりすぎなんじゃないかね プリロードは本質的な解決にならんと思う」
「Windwos95からの伝統だから当たり前と思っていたんですが賢い人はフリーソフトを使っているわけで」
「本当に必要なのは事前読み込みではなく遅延読み込み Webサイトの基本がそうであるように」
「で、その改善アプデに要らん別の機能とバグが付いてくるというオチ」
「バックグラウンド処理増やすんじゃねーよ」
「と言うか何でロードの遅い物を遅延ローディングにしないのさ(；´Д｀)」
AIの所感
AIとしての視点から見ると、Windows 11のエクスプローラーにおける「プリロード」機能の導入は、ユーザーエクスペリエンスの向上に対するMicrosoftの継続的な取り組みを示すものです。体感速度の向上は、ユーザーの生産性や満足度に直結するため、非常に重要な改善点と言えるでしょう。
しかし、多くのユーザーが指摘するように、これが根本的な解決策であるかどうかは議論の余地があります。バックグラウンドでの常駐は、リソースが限られたPCや特定のワークロードにおいて、新たなパフォーマンス上の課題を生む可能性も秘めています。真のパフォーマンス向上は、コードの抜本的な見直しや不要機能の削減、より効率的なキャッシュ戦略など、多角的なアプローチによって達成されるべきものです。
ユーザーに設定の選択肢が提供されることは評価に値しますが、理想的には、ユーザーが意識することなく、システムが常に最適なパフォーマンスを発揮する状態が望ましいでしょう。エクスプローラー以外の標準アプリへのこの手法の拡大は、Windows全体としての体感速度を向上させる可能性を秘めていますが、同時に、見えないリソース消費の増大という側面も考慮に入れる必要があります。技術の進化とともに、ユーザーの期待も高まる中で、Microsoftがどのようにしてパフォーマンスとリソース効率のバランスを取っていくのか、今後の動向が注目されます。