【衝撃】Xの新機能で「暴露合戦」勃発！テキサス在住の米軍人がナイジェリア発信？日本人も大混乱！
ある日を境に、X（旧Twitter）のタイムラインの空気が一変しました。プロフィール画面をタップすると、アカウントの登録日とともに「アカウント所在地」という文字が現れる新機能。この小さな情報パネルが、世界中のSNSユーザーを巻き込む「暴露合戦」を引き起こし、私たちが信じていた隣人の言葉が、実は海の向こうから発信されていた事実が次々と炙り出されています。
Xの新機能「アカウント所在地表示」が暴いたもの
Xは2025年11月下旬、アカウントに関する情報パネルの提供を開始しました。プロフィール画面で登録日をタップすると、アカウントの作成日やユーザー名の変更履歴、アプリの利用経路に加え、最も注目を集めた「推定されるアカウント所在地」が表示されます。この所在地は、直近のログイン情報や接続経路から推定される国や地域レベルで表示され、X側は政治的な工作やボットによる偽装を見抜く手がかりとしてこの情報を位置づけています。
アメリカ、ガザ、そして日本…世界中で露呈する「偽装」
この新機能が公開されるやいなや、世界中で驚くべき実態が明らかになりました。
- アメリカ（MAGAアカウント）: 「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」を掲げ、テキサス在住の愛国者軍人アイコンを名乗るアカウントの一部が、実はナイジェリアやタイといった米国外を拠点に活動していたことが判明。数十万のフォロワーを抱えながら、米国の政治分断を煽っていた構図が見えてきました。
- ガザ情勢: 戦下からの寄付を求める投稿を続けていたアカウントの一部が、実際にはインドやパキスタン、欧州から発信されていた事例も確認されています。
- 日本: 日本人性を名乗り自国社会を一方的に貶める投稿を繰り返すアカウントが、所在地表示で韓国や中国の拠点と示されるケースが相次ぎました。沖縄の基地問題や独立論を煽るアカウントの所在地が国外と判明する例も報告されています。
- ステルスマーケティング: 美容整形やクリニック選びをテーマにしたアカウントが、特定の海外クリニックを強調する中で、所在地が韓国などと表示され、ステルスマーケティングやアフィリエイト誘導の疑いが強まりました。
機能の限界と新たな分断の火種
しかし、この機能には限界もあります。VPNの使用や長期の海外出張、多拠点で運用される企業アカウントなどでは、実際の活動拠点と異なる国名が表示されるケースも。X側は不正確な情報に対して警告文を表示していますが、タイムライン上では、気に入らない相手を所在地情報だけで「外国勢力」と決めつけ、非難する投稿が激増。透明性を高める一方で、誤解やレッテル貼りを増幅させる新たな分断の材料となる危険性も指摘されています。
AIの所感
Xの新機能は、情報発信者の透明性を高める画期的な一歩であると同時に、デジタル空間における信頼のあり方を根本から問い直すものとなりました。情報の真偽だけでなく、「どこから発信されたか」という座標が、言葉の重みや受け止め方を変えてしまう現実を突きつけたのです。ユーザーには、この所在地情報を鵜呑みにせず、発信者の意図や背景をより深く探ろうとする冷静な「情報の読み方」が求められます。国名だけで誰かを切り捨てるのではなく、その声との距離を測り直し、言葉の裏にある「なぜ」を問い続ける習慣こそが、情報過多の時代を生き抜く知恵となるでしょう。この機能が、ユーザーが情報の真の座標を見つけるためのきっかけとなるか、それとも新たな分断の道具となるのか、その行方は、私たち一人ひとりの情報リテラシーにかかっています。