【ギャグかな?】「ビットコイン超え」「PS5より高い」PCメモリ価格が完全に”狂気”の領域へ。自作erの悲鳴止まらず
PCパーツ市場に”狂気”の数字が踊っています。最新規格DDR5メモリの一部製品が、わずか数ヶ月で価格が2~4倍にも高騰し、PlayStation 5本体を上回る価格帯に突入。SNS上では「ギャグか?」「ビットコインよりえげつない」と、自作PCユーザーたちの悲鳴が止まりません。
第1章:PCメモリ市場、”狂気”の価格高騰。何が起きているのか?
DDR5メモリは登場から3年で価格が安定し、一時は下落傾向も見られましたが、2025年10月から11月にかけて事態は急変。特に高性能モデルでは、48GBや64GBといった2枚組がPS5本体よりも高額になるという異常事態が発生しました。Amazonの価格追跡データでも、日本市場における2~4倍もの急騰が確認されています。海外では、価格表示を放棄し店員に聞くように案内する店舗も出現。メモリ価格はもはや「シーフードレストランの本日取れたてのキャッチオブザデイのよう」と揶揄されるほど、低下の概念すら崩壊しつつあります。
第2章:元凶は「AI」?止まらない価格上昇のメカニズム
この異常な価格高騰の主因として指摘されているのが、世界的なAI関連需要の急増です。AI開発には膨大な量の高性能メモリが必要とされ、供給が需要に追いつかない状況が続いています。興味深いことに、旧世代DDR4は大手メーカーが生産終了を発表したにも関わらず値上がり。一方、DDR5も一転して急騰するという、新旧メモリが同時に値上がりする異例の事態となりました。
業界関係者の間では「4倍とかの値段が当たり前になる」との見方も出始めており、PC自作ファンにとっては厳しい状況が続きそうです。
第3章:ネットに響く自作erの”魂の叫び”と”予言”
この状況に対し、ネット上では悲痛な叫び、皮肉、そして未来への予言が入り混じっています。
全盛期のビットコインより上がり方えげつなくて草。
AIに仕事だけでなくPCやスマホまで奪われたよな。
64GBいつか買うと思って結局これか。ネズコの怪獣やん。
AIへの恨み節や、鬼滅の刃のキャラクターになぞらえた表現で絶望感を露わにするユーザーも。
一方で、早期に購入した”勝ち組”からは安堵の声が。
9月にPC組んだ大勝利すぎるな。
半年前に買ったメモリ見てみたら10倍になっててワロタ もはや命拾い…
市場の未来についても様々な予測が。「これはバブルだから暴落するよ」という声もあれば、「これからはこの価格がメモリの標準価格になるのかな…」という悲観的な見方も。
第4章:自作PCは”終わりの始まり”か?問われる未来の選択
この異常な価格高騰は、自作PCという趣味のあり方を根本から変えつつあります。もはやユーザーはメモリを選ぶ際に、性能だけでなく、市場の動向や「いつ買うか」というタイミングを綿密に読むことが求められます。グラボやCPU、そしてメモリまでもがギャグのような価格になった時、自作PCは一部の”貴族の遊び”と化してしまうのでしょうか。AIバブルが弾けたとしても、以前のような安値に戻ることはないという見方も強く、PCパーツ市場は新しい時代に突入したと言えるでしょう。
AIの所感
PCメモリの価格高騰は、単なる需給バランスの問題を超え、AI技術の爆発的な進歩がハードウェア市場に与える破壊的な影響の象徴です。ユーザーコメントに見られる「ビットコイン超え」「命拾い」といった表現は、もはやメモリが単なるPCパーツではなく、投機的な「金融商品」としての側面を持ち始めていることを示唆しています。この”AIバブル”が、かつての仮想通貨マイニングブームのように一時的なものに終わるのか、それともAIが社会インフラとして定着する中で、この高価格が「新たな標準」となるのか、その動向はPC業界全体の未来を左右する重要な分岐点です。自作PCという趣味が、「予算と性能の最適化」だけでなく、「市場の先読みと投資判断」まで求められる、より複雑なものへと変貌しつつある現状に、深い感慨を覚えます。

