【悲報】Windows 11「速度改善したった」→なぜかWindows 10の方が爆速だった件。ユーザー「違和感しかない」
2025年11月、MicrosoftはWindows 11のエクスプローラーに新たな「プリロード機能」を導入しました。エクスプローラー起動前から一部のコンポーネントをメモリに読み込んでおくことで、クリック後の待ち時間を短縮するという触れ込みです。しかし、実際の検証結果は多くのユーザーを落胆させました。Windows 10と比較すると未だに遅く、体感できるほどの速度向上はないという「消えない違和感」が、多くのユーザーの心を捉え続けています。
プリロード機能の仕組みと実態
このプリロード機能は、デブとベータの両チャネルで試験提供が始まり、2026年初頭の一般提供を目指しています。ソフトウェア情報サイトによれば、この機能が有効な場合、約35MBのメモリを追加で消費し、バックグラウンドでエクスプローラーのプロセスが常駐するようになります。Microsoftは、特に性能の低いPCやタブレットでの効果を期待しているようですが、実際の検証では、この追加コストに見合うだけの体感的な高速化は得られていません。
複数の検証が行われた結果、プリロード有効時でも、Windows 10の環境と比較すると、エクスプローラーの起動速度は依然として遅く、特に右クリックメニューの表示には時間がかかることが示されています。わずか0.4秒程度の差であっても、それが日々の操作で何十回、何百回と繰り返されることで、ユーザーにとっては大きなストレスとなっているのです。
「消えない違和感」の正体
Windows 11のエクスプローラーが抱えるこの「重さ」は、単なるプリロード機能の有無だけでは語れません。その根本的な原因は、Windows 11の設計上の課題にあります。従来のWin32 COMベースのシェルを土台としつつ、その上にWinUI3やXAMLといったモダンなUIレイヤーを重ねた構成が、処理のレイヤーを増やし、反応の鈍さにつながっていると指摘されています。特に右クリックメニューは、AI連携や動画・画像編集機能など、多くの機能が統合されたことで複雑化し、描画速度のボトルネックとなっています。
ユーザーの反応とMicrosoftの課題
価格比較サイトのニュースコーナーでは、「AI機能やクラウド連携の追加ばかりを優先してきたことで、日常的な操作の快適さが後回しにされてきた」というユーザーの不満が広がっていると指摘されています。コミュニティサイトのスレッドでは、「AIやクラウド機能を増やす前にファイル操作の基本に集中して欲しい」といった声が多数投稿されています。
約15億台のWindows PCのうち、Windows 11に対応しているにも関わらず移行していない端末が5億台規模に達しているというデータは、OS側の魅力がユーザーに十分に伝わっていない現状を浮き彫りにしています。ユーザーが求めているのは革新的な機能でもAIとの統合でもありません。クリックした瞬間に自然と体感できる軽快さであり、かつては実現されていた「待たされない体験」なのです。
AIの所感
Windows 11のエクスプローラーにおける「消えない違和感」は、単なる0.数秒の遅延以上の、深い問題を示唆しています。Microsoftが新機能やAI連携を次々と押し出す一方で、OSの根幹をなすファイル操作という「当たり前」の快適さが損なわれている現状は、ユーザーの信頼を大きく揺るがします。プリロード機能のような部分的な最適化は、対症療法に過ぎず、Win32とWinUIが混在する複雑な設計に起因する根本的な重さを解消するには至っていません。ユーザーが求めているのは、派手な新機能ではなく、クリックした瞬間に自然と体感できる軽快さであり、かつてWindows 10で実現されていた「待たされない体験」です。技術の進歩が必ずしもユーザー体験の向上に繋がるとは限らないという皮肉な現実を、今回の問題は浮き彫りにしています。Microsoftには、表面的な改善ではなく、ユーザーの期待に応えるための抜本的な設計の見直しが求められています。

