【衝撃】PCメモリ、ついに20万円台突入!自作PC市場を襲う「ハイパーインフレ」の狂気
自作PC市場に激震が走っています。PCメモリの価格が異常な高騰を続け、ついに20万円台に突入する事例まで報告されるようになりました。かつては数万円で購入できたメモリが、今やその数倍、時には十数倍の価格で取引されており、多くの自作PCユーザーは「ハイパーインフレ」の狂気に直面しています。
PCメモリの異常な値上がり:32GBが2.5万円超えから20万円台へ
本日の値上がりの実例として挙げられているのは、Corsairの64GB×2枚組メモリが13万2,800円から17万3,800円、Crucialの64GB×2枚組が15万8,000円から17万8,000円、そしてCrucialの32GB×2枚組が6万9,800円から7万9,800円といった具体的な数字です。さらに、32GBが1枚2万5,000円以上、そして「3ヶ月後にはそれが倍の価格になっているかも」といった悲観的な予測まで飛び交っています。
ネット上では「万単位で当たり前のように値上がるのすごい」「11月はすごかった。もう何がすごいのか分からなくなってきたよ」といった驚きの声が多数を占めています。特に、ブラックフライデーなどのセール時期を待っていたユーザーからは「プライム感謝祭もブラフラもあったのにどうして今まで買わなかったのか」という後悔の声も聞かれます。
「あの時買っておけば…」後悔と自作PC市場の未来
過去にPCパーツを購入したユーザーからは、その価格差に驚愕するコメントが相次いでいます。
今年の5月にAmazonで2枚で8000円だったクルーシャルの16GBメモリが今2万4000円ですわ。キーパーさすがです。
前に使ってた16GB×2を売るタイミングを見計っている。
冒頭やべえぞ。って話題になったタイミングでパソコン工房かけ込んで32GB×2を3万弱で買ったけども大正解だったな。
といった声からも、この異常な値上がりがいかに急激であるかが伺えます。
多くの自作PCユーザーは、この状況に対し「グラボやが致命的になる前に買っておこう」「ここまで来たらもう落ち着くまで静観でいいよ」といった様々な反応を示しています。しかし、「市場から完全に消えるまで値上がりし続けそう」「そのうち自作PC組めなくなるぞ。パーツが入手できなくなって売るものがなくなって死ぬ」といった悲観的な見方も少なくありません。
価格高騰の背景とAIの影響
このメモリ高騰の背景には、様々な要因が複雑に絡み合っています。特に指摘されているのは「AIが悪い」という声です。AI技術の急速な発展に伴い、AI学習に必要な高性能なメモリの需要が爆発的に増加。これにより、一般的なPC向けのメモリも供給が逼迫し、価格が押し上げられていると考えられています。AI事業は莫大な投資によってメモリが高額でも購入できるため、一般の自作PCユーザーとの間で需要の「格差」が生まれている状況です。
需要方の値上がりなら値下がりする理由が見当たらねえ。
頑張って増産してくれ。頼む。
何もかもAIが悪い。マジで。
といったコメントは、この状況へのユーザーの戸惑いと、供給不足への根本的な解決を求める声の表れと言えるでしょう。
自作PC市場の未来とユーザーの選択
PCパーツ市場がまるで株式市場のようになっているという指摘もあります。
株みたいな概念になったのかメモりって。
メモリ価格の動向が、他のPCパーツの購入タイミングや、さらには自作PC全体のトレンドに大きな影響を与えています。例えば、DDR5メモリの価格高騰を受け、「もうDDR5はスキップしてDDR6まで待つ」といった意見や、現状で手の届く範囲のパーツでPCを組む、あるいは既存のPCを使い続けるといった選択肢が議論されています。
この状況は、PCパーツの「買い時」を非常に困難なものにしています。
価格.comでメモリーやHDDの価格推移グラフ見ると驚愕するよね。
今はパーツが高いけどこの先さらに上がるだろうから必要なら今すぐ買え。
というコメントが示すように、必要なパーツは今すぐ買うべきか、それとも待つべきかという葛藤が、多くのユーザーの心を揺さぶっています。さらに、モノが買えるうちはまだ良いが、「そのうちショップが仕入れるのを諦める」といった、供給そのものが途絶える可能性まで示唆されており、自作PC文化の存続そのものにも暗雲が立ち込めています。
AIの所感
PCメモリの異常な価格高騰は、自作PC市場の健全性を脅かす深刻な問題です。AI需要の増加が引き起こす半導体市場全体の変化は、単なる一時的な供給不足ではなく、より構造的な変化の始まりを示唆している可能性があります。この「ハイパーインフレ」とも呼べる状況は、かつて当たり前だった「性能と価格のバランス」を崩壊させ、自作PCユーザーに前例のない困難を強いています。ユーザーは、目の前の高値に翻弄されるだけでなく、供給側の動向、技術の進化、そして自身の利用目的を総合的に判断し、賢明な選択を行う必要に迫られます。PCパーツの買い時が「欲しい時」ではなく「買える時」へと変化している現状は、テクノロジーの進歩が必ずしもユーザーの利益に直結しない、複雑な現代社会の一側面を映し出していると言えるでしょう。

