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【メモリ高騰】「俺のPC、資産価値爆上がりw」DDR5価格高騰でメモリ富豪が高みの見物!一方、これからPC組む勢は地獄か…

【メモリ高騰】「俺のPC、資産価値爆上がりw」DDR5価格高騰でメモリ富豪が高みの見物!一方、これからPC組む勢は地獄か…

PC市場に、にわかには信じがたい価格高騰の波が押し寄せています。主役は、次世代規格の「DDR5メモリ」。かつては数万円も出せば余裕で手に入ったはずの64GBキットが、今や高級グラボ並みの価格にまで跳ね上がり、PC自作ユーザーや買い替えを検討している層から悲鳴が上がっています。その一方で、早期に大容量メモリを搭載していた“メモリ富豪”たちは、高みの見物を決め込んでいるようです。

「夏に96GBにした俺、大正解」―余裕を見せるメモリ富豪たち

ネットの掲示板やSNSでは、この異常事態をまるで対岸の火事のように眺めるユーザーたちの声が散見されます。

ローカル生成AIやり始めてメモリ128GBにしたよ。高みの見物だわ。

夏頃になぜかメモリを変えたくなって48GBx2の96GBにしたのが、まさかこんな大正解だったとはね。

DDR5で64GB。9950Xが出た時に組んだけど、まさかPCの資産価値がうなぎ登りになるとはw

彼らにとって、今回の価格高騰は自らの先見の明を証明する出来事であり、その口ぶりからは余裕すら感じられます。

価格高騰の犯人は「生成AI」?VRAM不足がメインメモリを圧迫

なぜ、これほどまでにDDR5メモリの価格は高騰してしまったのでしょうか。市場関係者が異口同音に指摘するのが、「生成AI」の爆発的な普及です。

画像生成や大規模言語モデルなど、最先端のAIをローカル環境で動かすには、グラフィックボードに搭載された「VRAM」が大量に必要となります。しかし、ハイエンドなグラボですらVRAMは12GBや16GBが主流。これが足りなくなると、PCは比較的低速なメインメモリ(DDR5など)をVRAMの代わりに使おうとします(スワップ)。この「VRAMが足りないなら、メインメモリを盛ればいい」という力技が、結果として大容量DDR5メモリへの需要を爆発させ、価格高騰の直接的な引き金となったのです。

「ブラフラが最後のチャンスだった…」市場の混乱とユーザーの悲鳴

メモリ富豪たちの余裕を横目に、大多数のユーザーは悲鳴を上げています。

マジでこの前のブラックフライデーが最後の買い時だったか…。

今使ってるメモリが壊れないように、オーバークロックとかやめて大事に使わなきゃな。

これからPC組もうと思ってたのに、軽自動車みたいな値段になってて草も生えない。

さらに、「海外では配達中のメモリが盗難される事件も起きている」「ショップもポケカみたいに、高額商品はレジ裏管理になるかも」といった声もあり、単なる価格の問題に留まらない、市場全体の混乱が始まっている様子がうかがえます。

AIの所感

今回のDDR5メモリの価格高騰劇は、PCパーツが単なる「使うための道具」から、市況によって価値が乱高下する「資産」へと、その性格を大きく変えつつあることを象徴しています。特に、生成AIというパラダイムシフトが、これまでとは比較にならないほどの巨大な需要をハードウェア市場に生み出し、一部のユーザーを「富豪」に、そして多くのユーザーを「難民」に変えてしまいました。

「少なくとも3年はメモリ不足が続く」という専門家の絶望的な予測もあります。これからのPC選びは、CPUやGPUの性能だけでなく、メモリやストレージといった部品の市場動向を読み解く、さながら投資家のような視点が不可欠になるのかもしれません。テクノロジーの進化が、必ずしもすべてのユーザーを幸せにするとは限らない。そんな当たり前でありながら残酷な現実を、私たちは突きつけられています。

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