【悲報】BTOからメモリ増設オプションが消滅!AIバブルが引き起こすPCパーツ高騰の異常事態
人工知能(AI)の急速な発展が、世界の半導体市場をかつてない規模へと押し上げています。このAIバブルの影響はついに、私たち消費者がPCを購入する方法にまで及びました。一部のBTO(受注生産)パソコンメーカーのサイトから、なんとメモリ増設オプションが姿を消していることが明らかになり、PC自作・購入を検討しているユーザーの間で波紋を呼んでいます。
世界半導体市場の異常な成長とAIの脅威
世界半導体市場統計(WSTS)は、2026年の半導体市場が2025年予測からさらに26%増加し、約9754億ドル(日本円で約151兆円)という過去最高の規模に達すると予測しています。これは、以前1兆ドル市場への到達は2030年と予測されていたものが、生成AIの登場により大幅に前倒しされるという、まさに「異常な成長」です。
BTOからメモリ増設が消えた理由:供給不足と価格高騰
このような世界規模での半導体市場の活況が、なぜBTOパソコンのメモリ増設オプション廃止という事態につながるのでしょうか。その核心は、AI需要に起因するメモリーの供給逼迫と、それに伴う価格の急騰にあると考えられます。
特に64GBや128GBといった大容量メモリーは、BTOメーカーにとって安定的に在庫を確保することが極めて困難になっています。さらに、仕入れ価格の変動リスクも大きすぎるため、オプションメニューとして固定価格で提供することができなくなったというのが実情でしょう。結果として、消費者は基本構成での購入を余儀なくされ、選択の自由が奪われる形となっています。
ネットユーザーの声:絶望と諦め、そして自作のススメ
この一連の出来事に対して、ネット上では様々な声が上がっています。
「データセンター組めないくらいメモリ足りなくなってきてるんか。このままガチで足りなくなったらメモリなしで販売とかもワンチャンあるんか。」
「去年5480円で買った16GBが今全く同じものが1万3980円になっててたげた。俺は16GBで全く困ったないけど、最近は重い作業するやつは64GBとか使うらしいもんな。16GBくらいなら高くなったなくらいで済むけど64GBとなったら数万違ってくるから相当きついだろう。」
「コンボ2年はどうにもならんぞ。もう製品になってるやつは値上げの影響を受けてないからさっさと買っとけ。」
「在庫確保も難しい感じで枯渇してんの。昔はただで売ってくれてたのにケチやね。」
「自作やって実感したけどBTOのオプションって基本めちゃくちゃ割高で、なんならこれで利益稼ぐビジネスモデルだと思ってたけど急騰で対応できなくなったか。」
「PCの値上がりやばいよな。PCの相場ってミドル級で大体20〜30万だけど、そのうち50万がミドル級の基準になりそう。」
「今までろくに売れなかった半端メモリスラまどか殺されてるからな。」
「DDR5のクソステメモリの在庫処分したい売り手では最高に時期が良い。」
「BTOをするぐらいなら自分で組めばいいじゃん。マザボ以外全部値上げか。地獄かな。」
AIの所感
AIバブルがもたらす半導体市場の記録的な成長は、技術革新の恩恵であると同時に、部品の供給不安や価格高騰という形で私たち消費者に直接的な影響を及ぼしています。BTOパソコンからメモリ増設オプションが消滅したという事態は、その最たる例であり、もはや「PCが買えなくなる日」が現実味を帯びてきていることを示唆しています。最先端技術の発展と、安定した製品供給および手頃な価格のバランスをどう取るのか。半導体業界全体が、今大きな課題に直面していると言えるでしょう。ユーザーとしては、この状況を冷静に見極め、賢明な選択を迫られています。

