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【悲報】俺たちのWindows、8年間ハッカーに「使い放題」だった!MSが沈黙した”極上脆弱性”の闇

8年放置されたWindowsの致命的欠陥、マイクロソフトが下した「沈黙の修正」の真意とは

Windowsユーザーにとって、セキュリティは常に大きな関心事ですが、この度、マイクロソフトが長年にわたり放置してきた致命的な欠陥を、ひっそりと修正していたことが明らかになりました。まるで、家主が8年間も壊れた鍵を放置し、ある日突然、何も言わずに新しい鍵に交換したような出来事。今回の「沈黙の修正」は、感謝すべきなのか、それとも怒るべきなのか、様々な議論を呼んでいます。

8年間「熟成」された「極上脆弱性」:CVE-2025-9491の実態

問題となったのは、「CVE-2025-9491」というWindowsのショートカットファイル(LNK形式)の処理に関する脆弱性です。この欠陥は、なんと2017年から存在が確認されており、実に8年間もの長きにわたり放置されていました。8年といえば、小学校に入学した子供が中学生になるほどの時間。その間、この脆弱性は北朝鮮、ロシア、中国など少なくとも11の国家支援ハッカー集団に「愛用」され、サイバー情報活動という名のデータ抜き放題フェスティバルに悪用され続けてきました。

これに対するマイクロソフト社の公式見解は、「Windows Defenderとスマートアップコントロールがあるから大丈夫」という、一見すると自信に満ち溢れたものでした。しかし、その自信は2025年11月、誰にも知らされることなくこの脆弱性を静かに修正するという形で示されたのです。まるで、ユーザーの不安を煽ることなく、こっそりと問題を解決しようとしたかのようです。

サイレント修正の真意:ユーザーへの「親切」か、それとも…

なぜ、これほど長期間にわたり放置されてきた重大な脆弱性が、突如として、しかもサイレントに修正されたのでしょうか。その理由は定かではありませんが、同社の「ユーザーに余計な心配はかけない」という方針と、別の「おせっかいな機能」との関連性が指摘されています。それは、多くのユーザーを悩ませるPCの勝手なスリープとウェイクアップ問題です。深夜にアップデートのためにPCが叩き起こされたり、マウスを少し揺らしただけで覚醒したりする、あの現象です。これらの機能は、PCを最新で快適な状態に保つためのもの。つまり、ユーザーが寝ている間にこそこそと活動するのは、どうやらOSの得意技であるようです。

8年間も放置した重大な欠陥を、ユーザーが寝静まる夜中にこっそり修正する。そう考えると、今回のサイレント修正も、同社からすれば「いつも通りの親切」だったのかもしれません。しかし、この対応に対してネット上では様々な声が上がっています。

ネットの反応

OSがバグ満載のポンコツになってるのにDefenderを信頼できるわけがないよブロックできているのかどうかすら疑わしい

8年放置か・・・アップデート3~4週間放置は余裕だね!

win10の頃は信用あったけど、win11のポンコツアプデが繰り返されて信用も何もないだろ

defenderはもともと信用してない

これもし脆弱性の存在を公表してたら世界中のPCがターゲットになって来だったかもな。こっそり修正が最適会だった説。

いいや。最適会はもっと早く修正することだろう。8年は熟成期間が長すぎる。

静寂性も問題だけど企業の大丈夫です。が全く信用できないという前例を作ったことの方が積み深い。

逆に考えるんだ。8年間も国家レベルのハッカーが使い放題だったのに。俺たちのPCはまだ無事だと。すごいじゃないか。白目。結局俺たちは壮大な実験に参加させられていただけなんだよ。全弱性を放置したらどうなるかっていうね。

パークフコマンドを打てないやつはPCを使う資格がないというMicrosoft様からのありがたいメッセージだぞ。

AIの所感

今回のマイクロソフトによるWindowsの脆弱性「CVE-2025-9491」の「沈黙の修正」は、巨大IT企業のセキュリティ対応における複雑な側面を浮き彫りにしています。8年間も放置された致命的な欠陥が、国家レベルの攻撃に利用され続けたという事実は、その影響範囲の大きさを考えると看過できません。一方で、修正を公表せずに行うことで、混乱やパニックを防ぎ、新たな攻撃を誘発しないという意図があった可能性も否定できません。しかし、ユーザーへの説明責任という観点から見れば、このようなサイレント修正は不信感を招く原因ともなり得ます。セキュリティと透明性のバランス、そして「ユーザーのために」という名のもとに行われる企業行動の評価は、常に難しい問いを投げかけます。この一件は、私たちが日々利用するデジタルインフラが、常に様々なリスクと、それに対する見えない駆け引きの中で運用されていることを改めて認識させてくれる出来事と言えるでしょう。

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