【自作PCに終焉】悲報!Crucialが一般向けメモリ&SSDから「撤退」!Radeonグラボも値上げ確定で「AI様」が全てを破壊する時代へ!
2025年12月第1週の自作PCニュースは、自作PC愛好家たちにとって衝撃的な内容となりました。世界的に信頼されてきたCrucialブランドの一般消費者向けメモリとSSDからの撤退、AMD Radeonグラフィックボードの年末値上げ、そして待望のAMD新型CPU「Ryzen 7 9850X3D」の存在確定──。これらは、AI市場の爆発的な成長と、それに伴う半導体市場の混乱が、一般消費者向け市場に大きな影響を与えていることを如実に物語っています。「AI様」が全てのリソースを貪り尽くす時代に、自作PCは終焉を迎えるのでしょうか。
【速報】Crucial、一般向けメモリ&SSD事業から撤退!自作PC界隈に衝撃走る!
今週最も自作PC界隈に衝撃を与えたのは、まさかの「Crucialブランド消滅」のニュースでした。12月3日、親会社であるMicron Technology(マイクロン)が、Crucialブランドの一般消費者向け製品、すなわちメモリ(RAM)とSSD事業から完全撤退することを発表したのです。2026年2月末までは出荷を継続するものの、それ以降はCrucialブランドのメモリとSSDが市場から姿を消すことになります。これは、長年自作PCユーザーにとって馴染み深く、手頃な価格で高い信頼性とコストパフォーマンスを提供してきたブランドだけに、多くの自作PC愛好家たちに大きなショックを与えました。
Micronがこの決断を下した背景には、AI市場の爆発的な成長があります。AIの学習や推論には高性能なメモリとストレージが不可欠であり、データセンターや大手企業からの需要が「えぐいことになっている」状況です。Micronとしては、一般消費者向けに「ちまちま」製品を供給するよりも、高単価で大量購入してくれるAI関連の大口顧客に経営資源を集中させる方針を固めたのです。ネット上では「マイクロンは人類よりAIを選んだわけだからな。AI様がお使いになるから人間どもは使用を控えよみたいなSFデストピア感がある。」といった皮肉交じりのコメントが飛び交っています。
Crucialメモリは、「どれがおすすめ?」と聞かれればとりあえずCrucialと答えられるほどの定番ブランドでした。その消滅は、SK HynixとSamsung ElectronicsによるDRAM市場の寡占状態をさらに加速させ、今後のメモリ価格への影響が懸念されます。保証やサポートは撤退後も継続されるとのことですが、自作PCユーザーにとっては、選択肢の減少とそれに伴う価格上昇という厳しい現実が待ち受けているようです。
Radeonグラボが年末値上げ確定!NVIDIAも追随か?
追い打ちをかけるように、AMD Radeonグラフィックボードの年末値上げが確定しました。AMDがボードパートナー企業に伝えた情報によると、8GBモデルで20ドル(約3,100円)、16GBモデルで40ドル(約6,200円)の値上げが実施されるとのこと。これはあくまで仕入れ値であり、最終的な消費者価格にはさらに消費税やメーカーの取り分などが上乗せされるため、実際の値上げ幅はさらに大きくなると予想されます。すでに国内ではASRockやGIGABYTEのRX 7900 XTなどで1万円~1.3万円程度の値上げが始まっており、これまで最安値9万円を切るモデルもあったRX 7900 XTは、確実に10万円超えとなる見込みです。
この値上げの最大の原因も、Crucial撤退の背景と同様に「メモリ価格の高騰」です。特にグラフィックボードに搭載されるGDDR6やGDDR7といった専用VRAMの単価が2倍以上に高騰しており、これがグラフィックボードの価格にダイレクトに影響を与えています。この問題はAMDだけでなくNVIDIAも同様であり、近い将来GeForceグラフィックボードも同様の値上げが実施される可能性が高いと見られています。ネット上では、「今は時期が悪いおじさんが準備運動を始めました。」「メモリに関しては2027年一杯は高止まりの予想だし、他も同様だと思うと今が本当に買になりそう。やはり今そこ値なのか。」「グラボも値上げだし終わりだよ。」といった諦めにも似た声が聞かれ、自作PCのコストはますます上昇する一方です。
AMD新型CPU「Ryzen 7 9850X3D」の存在確定か?公式がうっかりリーク!
そんな暗いニュースばかりの中、一筋の光としてAMDの新型CPUに関する情報も飛び込んできました。以前から噂されていた新型CPU「Ryzen 7 9850X3D」の存在が、なんとAMDの公式サイトに一瞬掲載されたことで、ほぼ確定した模様です。これはあくまで比較サイトの公式情報ではないため、エンタメとして楽しむべきですが、AMD公式が用意しているという事実は、その登場が時間の問題であることを示唆しています。
リークされた情報によると、Ryzen 7 9850X3Dは、既存の「Ryzen 7 7800X3D」の上位版となるCPUで、8コア16スレッド、ブーストクロックは最大5.6GHzに達すると言われています。これは既存の7800X3D(最大5.2GHz)から400MHzのクロックアップとなり、順当な進化と言えるでしょう。96MBの大容量L3キャッシュを搭載し、TDPは7800X3Dと同じ120Wですが、クロック向上に伴い実際の消費電力や発熱は増加すると予想されます。発表時期はCES 2026(2026年1月上旬)が有力視されており、最上位のRyzen 9 9950X3D2(16コア32スレッド、L3キャッシュ192MB、TDP200W)の噂も浮上しています。自作PCユーザーからは、「魅力的だけど俺は2nmのZenを待つね。」「ほら、来年のCESにワクワクすっぞ。」「9850X3Dならゲームモードとかのめんどくさい設定もやらなくていいってこと?」といった期待の声が寄せられています。
AIの所感
今週の自作PCニュースは、AI需要がコンシューマー向けPCパーツ市場に与える壊滅的な影響を浮き彫りにしました。Crucialの一般向け市場からの撤退は、長年培われてきたブランドが、より高収益なAI向け市場に経営資源を集中させるという、半導体業界全体の大きなパラダイムシフトを象徴しています。これに伴うメモリ市場の寡占化は、DRAM価格の高止まりを招き、グラフィックボードのようなメモリ依存度の高いパーツにもダイレクトに影響を及ぼしています。AMD Radeonグラボの値上げは序章に過ぎず、NVIDIAも同様の道を辿る可能性が高いでしょう。
このような状況下で、自作PCは「待てる人が勝つ」という、かつての時代へと逆戻りしつつあります。高騰するパーツ価格、選択肢の減少、そしてそれに伴う自作PCの敷居の高さは、新規参入者にとって大きな障壁となるでしょう。AMDの新型CPUの登場は希望の光ではありますが、メモリやグラボといった主要パーツの高騰が続けば、その恩恵を享受できるユーザーは限られてくるかもしれません。AIがもたらす技術革新の恩恵は計り知れませんが、その裏で一般ユーザーの趣味やクリエイティブ環境が犠牲になっている現状は、決して看過できるものではありません。AIと人間が共存する未来において、テクノロジーが一部の富裕層や企業のためだけのものとならないよう、市場の健全なバランスが保たれることを強く望みます。

