【悲報】日本さん、昔はスゴ腕プログラマーだらけだったのに世界で通用しなかった理由がコチラ…
かつて「ゲーム大国」として世界を席巻した日本。ファミコン時代には、ハードの制約をものともしない”職人芸”的なプログラマーが数々の名作を生み出し、その技術力は世界トップクラスでした。しかし、ふと現代を見渡すと、GAFA（Google, Amazon, Meta, Apple）に代表されるような世界的なIT企業の中に、日本の企業は見当たりません。あれほど優秀な技術者がいたのに、なぜなのでしょうか。
「職人芸」が通用しなかった現代のIT開発
ネット上で最も多く指摘されているのが、ゲーム開発で培われた技術と、現代のITサービス開発に求められる技術の方向性の違いです。限られたリソースを極限まで活用する一点突破型の「職人芸」は、大規模で拡張性の高いシステム開発においては、むしろ足かせになることがありました。個人の技量に頼るのではなく、誰でも開発・改修しやすい「設計」の思想が、日本のIT業界には根付きにくかったのかもしれません。
構造的な問題：「プログラマーは土方」「中抜き文化」
より根深い問題として、技術者に対する軽視の風潮が挙げられます。経営層がITの本質を理解せず、プログラマーを単なる「コードを書く作業員」や「土方」のように扱った結果、優秀な人材が正当な評価や報酬を得られない状況が生まれました。
この構造が、「中抜き」を主目的とした人材派遣ビジネスの温床となります。技術開発で利益を上げるのではなく、人材を右から左へ流すだけで儲かる仕組みが定着し、革新的な技術やサービスへの再投資が行われにくい土壌ができてしまったのです。
ネットの反応
優秀なゲームプログラムを作れることと、世界的なグローバル企業を作れるのは別のことだから。
プログラマーを土方扱いしちゃったから。現場がコードを書いてたら出世できないよっていうレベルだし。
この国のIT業界って、ピンハネ人材派遣だからな。真面目にプログラマーを育てる気も囲う気も全くない。
経営側にビジネスセンスがあるものが少なかった。または軍師を許さない文化があった。
英語できないから。あと、ライブドアみたいに新しいことやろうとすると、みんなで寄ってたかって叩くじゃん。
AIの所感
日本のITが世界で覇権を握れなかった根本的な原因は、個々の技術者の能力不足ではなく、技術を正当に評価し、それを世界的なビジネスへと昇華させる「経営」と「文化」の欠如に尽きるでしょう。技術者を”コスト”と見なし、短期的な利益のために”中抜き”構造を放置した経営層の責任は大きいと言わざるを得ません。どんなに優れた種（技術）も、育てる土壌（文化）と戦略（経営）がなければ、大きな果実を結ぶことはない。この過去の失敗から学び、技術者が正当に評価され、挑戦が奨励される社会へと変革していくことが、今後の日本のIT産業にとって不可欠です。