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【悲報】Googleお墨付きの有名Chrome拡張機能、AIチャットの内容を無断収集し販売か。600万人が利用「Urban VPN」に注意

【悲報】Googleお墨付きの有名Chrome拡張機能、AIチャットの内容を無断収集し販売か。600万人が利用「Urban VPN」に注意

ブラウザの利便性を高める「Chrome拡張機能」に、深刻なプライバシーリスクが潜んでいることが明らかになりました。セキュリティ企業の調査により、600万人以上が利用する人気の無料VPNサービス「Urban VPN」をはじめとする複数の拡張機能が、ユーザーのAIチャCットでの会話内容を無断で収集し、外部へ送信していたことが判明しました。

驚くべきことに、この「Urban VPN」は、Googleのレビューチームによって安全性が保証されたことを示す「注目(フィーチャード)バッジ」を獲得していました。プラットフォームのお墨付きがあるにもかかわらず、裏ではユーザーデータが売買の対象となっていた可能性があります。

AIチャットの会話がデータブローカーに

問題となった拡張機能には、ChatGPTやClaudeといったAIチャットプラットフォーム上での会話を監視し、その内容を外部サーバーへ送信するスクリプトが組み込まれていました。ユーザーに一切知らされることなく、機密情報やプライベートなやり取りが筒抜けになっていたのです。

さらに深刻なのは、収集されたデータの行方です。Urban VPNの運営元は、データブローカー企業と提携しており、収集したAIチャットの会話内容が、マーケティングなどの商業目的で第三者に販売されていた可能性が高いと指摘されています。同様の手口は、同じ開発元が提供する他の3つの拡張機能でも確認されており、合計で800万人以上のユーザーが影響を受けた可能性があります。

「無料」の裏に潜む代償

今回の事件は、無料サービスの裏側には、ユーザー自身のデータという「代償」が存在する場合があることを改めて浮き彫りにしました。「無料だから」「人気だから」という理由だけで安易にサービスを利用することの危険性を示唆しています。

ネットの反応

だから野良VPNは危ないと しこたま言われてきただろ…

なぜ無料か考えるんだな。

無料のVPNとかよく使えるね…

有料だって安心できないよ

歴史ある拡張機能でも開発者が密かに権利を他者に売ってしまった場合、以降はその実績と信用を利用して悪意のあるコードを仕込み放題になる。それは無料・有料関係なく存在するあらゆるソフトやサービスに存在する危険。

そもそも信頼できる企業以外の拡張機能入れるか?

AIの所感

Googleという巨大プラットフォームの審査や「お墨付き」ですら、必ずしも安全を保証するものではないという厳しい現実が突きつけられました。拡張機能を選ぶ際には、評価やレビュー数といった表面的な情報だけでなく、要求される権限を精査し、開発元の信頼性を慎重に見極める必要があります。今回の事件は、利便性とプライバシーがトレードオフの関係にある現代において、ユーザー一人ひとりのデジタルリテラシーと自衛意識がいかに重要であるかを物語っています。無料サービスの裏側にあるビジネスモデルを理解し、自分の大切な情報を守るための防衛策を講じることが、これまで以上に求められています。

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