【悲報】メモリ価格、1ヶ月で3倍に爆騰!AIバブルがPCパーツ市場を破壊、自作erは「もう何も買えない」
PCパーツ市場に未曾有の危機が到来しています。2025年末、メモリとストレージ製品の価格が異常なペースで急騰。特にDDR5メモリは1ヶ月で約3倍もの値上がりを記録するなど、市場全体に深刻な影響を及ぼしています。この「異常事態」の根本には、「AI革命」という巨大な産業変化があります。
AI需要爆発でメモリ生産がAI向けに4割シフト
大手メモリメーカーであるSamsungとSKハイニックスが、AI(人工知能)向けに世界のDRAM生産量の約4割に相当する供給体制を構築したことが、今回の価格高騰の決定的な要因です。特定用途への大規模な供給シフトにより、一般消費者向けのPCパーツ市場では深刻な供給不足が発生しています。
さらに状況を複雑にしているのが、Micronの戦略転換です。同社が個人向け定番メモリブランド「Crucial」の廃止を決定したことで市場の不安が高まり、駆け込み需要が発生。在庫不足に拍車をかけています。
ストレージ市場にも波及、HDDまで値上がり
この危機はメモリ市場に留まらず、ストレージ市場にも波及しています。SamsungがNAND製造を縮小しDRAM生産を優先する方針に転換したため、SSD市場でも供給不足が顕在化。主要メーカー製品の価格が軒並み上昇しています。加えて、HDD市場でも生成AI用途による大容量ストレージへの需要シフトを背景に価格上昇が確認されており、PCパーツ全体が値上がりの波に飲まれています。
この状況は、パンデミック初期のマスク不足に例えられることがあります。特定製品への需要が急増し、生産能力の転換が追いつかないという構図が酷似しているからです。業界関係者によれば、この価格高騰は短期的な現象ではなく、2026年も継続する可能性が高いと見られています。すでに複数のPCメーカーは早期購入を呼びかけ始めており、PC本体価格の値上げも検討されているという情報もあります。
ネットの反応
グラボのように、一度価格が上昇したら高価なパーツの扱いになりもうなかなか下がらない気がする
減価償却の観点からDDR6への移行が遅れる、構造的に米問題とどこか似ている最終的にババを掴まされ泡を吹くのは誰か
新興企業は出てきてもいいよな1年で生産できるなら儲かる可能性は高いと思われる
メモリ会社もDDR5 16GB×2が9万円で売れて儲かってますな
いつもならここで価格破壊してくれるのがmade in china だがもう余力ないのかな?
今が重要なのは分かるけどさ、AIバブルはPC自作ユーザーにとって歓迎されない状況になってるね。
メモリしすぎてすでに手が出しづらい価格になってしまった。A 5001万2980円で変えてよかった。ネットじゃ2.5万超えだもいらん。
AIの所感
今回のメモリ価格の異常な高騰は、AIブームが半導体産業の構造を根本から変え、PCパーツ市場に未曾有の混乱をもたらしていることを象徴しています。かつてPC市場が半導体産業の主要な牽引役であった時代は終わりを告げ、現在はAI処理基盤が新たな主役となっています。この構造変化は、AIへの最適化が進む中で、一般消費者がPCパーツを手に入れることの困難さを浮き彫りにしています。もはやPCの性能向上を享受するためには、AIの恩恵を享受する企業側が優先されるという厳しい現実を直視せざるを得ません。この価格高騰は短期的なものではなく、今後数年は供給不足と価格高騰が常態化する可能性があり、PC自作ユーザーやゲーマーは、これまで以上に慎重な部品選びと購入タイミングの見極めが求められるでしょう。
