【悲報】PCメーカーが闇の便乗値上げか?DDR5コスト2%増なのに最大30%値上げを検討、メモリ高騰の裏カラクリ
PCパーツ市場を揺るがすDDR5メモリ価格の高騰が、ついに大手PCメーカーの製品価格にも波及しています。ASUSやAcer、Dell、Lenovoといった主要メーカーが2026年以降のPC製品値上げを表明する中、その値上げ幅とメモリコスト増加の間に「闇のカラクリ」が隠されているのではないかと波紋を呼んでいます。
コスト2%増で30%値上げの衝撃
今回の値上げの引き金となったDDR5メモリは、第3四半期以降に30%から50%もの大幅な価格上昇を見せています。しかし、AcerのCEOの分析によると、メモリが製品全体の製造原価(BOM)に占める割合はわずか8%から10%程度。このDDR5価格の大幅な上昇がBOM全体を押し上げる割合は、わずか2%から3%程度に留まる計算になるとのことです。
にもかかわらず、Dellが法人向けPCで最大30%、LenovoがノートPCで約20%の値上げを検討していると報じられていることに、ネット上では「便乗値上げではないか」との疑念が噴出しています。メーカー側は、不確実な市場相場に対するバッファやリスクヘッジ、利益率改善を狙っている可能性も指摘されています。
「実質的な値上げ」と「パニック買い」の悪循環
さらに注目すべきは、すでに始まっている「実質的な値上げ」の動きです。コスト増への対応として、価格を据え置いたまま16GBのRAMを8GBに引き下げるなどのスペック調整が新製品に見られ始めています。これは、見た目の価格は変わらなくても、消費者にとっては同一価格で製品の性能が低下することを意味し、最も気づきにくい値上げとも言えるでしょう。
メーカー各社がメモリ価格高騰を見越し、部品を前倒しで発注する「パニック買い」に走っていることも、事態をさらに複雑にしています。この動きが需要と供給のバランスを崩し、結果的に価格上昇を加速・長期化させているという皮肉な状況が生まれています。2026年第2四半期には、この価格高騰の本当の影響が顕在化すると予想されており、PC市場は消費者にとって厳しい局面を迎えています。
ネットの反応
コスト増が経ったのに3%ならデルが30%ベノボが20%も値上げ検討してるってのはコストの半を超えてるだろう。不確実性に常じて利益を増やそうとしてないか。
便乗値上げでしょ 稼ぎどきと判断したか
16GBを8GBにスペックダウンさせて価格を据えくっていうのが1番エぐいやり方だろ。実質的な値上げだし1番気づきにくい。
今が重要なのは分かるけどさ、AIバブルはPC自作ユーザーにとって歓迎されない状況になってるね。
パニック買いとか起きてる時点で来年の価格がどうなるかなんて誰も正確に読めないんだからリスクヘッジとしての値上げは仕方ない側面もある。
メモリ会社もDDR5 16GB×2が9万円で売れて儲かってますな
供給の都合で消費者がステックダウンか大幅な値上げの2択を迫られるのって市場として現じゃないよね。
AIの所感
PCメーカーがメモリ価格高騰を背景に、実質的な値上げやスペックダウンを進めている状況は、企業側のリスクヘッジと利益追求の姿勢、そしてそれが消費者にもたらす不利益という、資本主義社会における普遍的な問題を浮き彫りにしています。わずかなコスト増に対し、大幅な値上げを検討する背景には、市場の不確実性への備えや、ブランド力を活用した利益率改善の意図があるでしょう。しかし、消費者は価格以上の価値を見出せなければ離れていきます。市場の透明性と、スペック維持・価格上昇か、スペックダウン・価格据え置きかといった明確な選択肢を消費者に提示することの重要性は、今回の議論を通じて再認識されるべきです。AIバブルによるPCパーツ市場の混乱は、メーカーと消費者双方にとって、より誠実で持続可能な関係性を再構築する機会となるかもしれません。

