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【悲報】NVIDIA×SK hynixが”AI SSD”を極秘開発中!HBMの次はNAND争奪戦へ、PCパーツ市場に迫る「見えないボトルネック」

【悲報】NVIDIA×SK hynixが”AI SSD”を極秘開発中!HBMの次はNAND争奪戦へ、PCパーツ市場に迫る「見えないボトルネック」

AI業界で静かに、しかし確実に起きている変化が、PCパーツ市場に新たな嵐を巻き起こそうとしています。NVIDIAとSK hynixが共同で「AI SSD」(プロジェクト名:ストレージネクスト)を開発中との情報が報じられ、HBMメモリに続き、NANDフラッシュの争奪戦が始まるのではないかと懸念されています。

AIの主戦場は「学習」から「推論」へ

これまでのAI開発では、巨大なGPUクラスタを使ったモデルの「学習(トレーニング)」フェーズが注目されてきました。しかし、今、実際に価値を生み出しているのは、学習済みモデルを高速で動かし続ける「推論」処理です。生成AI、検索、レコメンド機能、リアルタイム翻訳など、これらのサービスは止まることなく推論を回し続ける必要があり、この推論に最適化されたインフラが求められています。

現状、CPUやHBM、GDDR7といった高速メモリの進化は目覚ましいものの、AIモデルのパラメーター規模はもはやこれだけでは収まりきらないほど巨大化しており、AIの推論処理はメモリアクセスで詰まり始めている「見えないボトルネック」に直面しています。NVIDIAが次世代GPU「ルービンCPX」でHBMではなくGDDR7を採用するのも、推論のプリフィル処理(入力処理)に、帯域はHBMより低いが容量が大きく安価なGDDR7を活用しようとしている現れと言えるでしょう。

1億IOPSを誇る「AI SSD」とは?

そんな中、メディアの報道で浮上したのが、NVIDIAとSK hynixが共同開発しているという「AI SSD」の存在です。これは単なる高速SSDではなく、目的は推論処理に特化した新しいストレージ階層を作ること。SK hynixは早ければ2026年末から2027年にかけて試作機を公開すると言われています。

このAI SSDで特に注目されているのが、その驚異的な性能目標です。報道によれば、最大で1億IOPS(Input/Output Operations Per Second)を目指しているとのこと。これは現在のエンタープライズSSDの数十万から数百万IOPSとは文字通り桁が違います。重要なのは、ストレージとして速いというより「メモリの代替」として使えるレベルを狙っているという点です。NANDフラッシュを保存装置ではなく、準メモリ層として使うことで、遅いけど安価なNANDを、広くて速いAI向け領域に変えるという発想です。AI向けに最適化された専用コントローラー、並列アクセス、電力効率の改善などを組み合わせることでこれを実現しようとしています。

HBMの次はNAND不足? 一般ユーザーへの影響は?

しかし、ここで新たな問題が浮上します。HBM市場がAI向け需要によって供給が逼迫し、価格が上昇し続けているように、今度はNANDフラッシュにも同じ波が来る可能性があります。もしAI SSDが本格的に普及すれば、NANDは単なる汎用ストレージではなく、AIインフラに不可欠な戦略資源となります。クラウド事業者、AI企業、半導体メーカーがNANDを奪い合う構図が見えてくるでしょう。

この影響は一般ユーザーに関係あるのでしょうか?答えは確実に「関係ある」でしょう。コンシューマー向けSSD、PC用ストレージ、さらにはスマートフォンまで、NAND価格が上がればこれら全てに波及します。HBM不足がPC価格を押し上げたように、次はSSD価格が不安定になる可能性も否定できません。

ネットの反応

今度は風邪をひいてしまいました、インフルではなく良かったですが最近はメインPCが壊れたり、入院したり、サブPCも再起動を繰り返し、テレビが壊れるし、覚えのない車のへこみがあったり散散々です

NVIDIAがキオクシアとやっているヤツと同じかな?各SSD用チップメーカーとやっているっぽいね。

AI AI AIもう AIに支配されてるんじゃないかとふと思う

AIに支配されすぎるのが怖いんだが

価格をはじめ、世の中の変化が目まぐるしいなと感じています。このことは趣味だけには収まらないですね。

個人用PCのメモリも5年後から先大きく変わりそうHBMや新技術のストレージが個人用PCに使われだすのかもしれない、電気食いのNPUやGPUの為にマザボの電源規格も新しいのが登場となるそうなると値段が大変なことになるね

こんなの関係なくすでにNANDも爆上がりコースに入っているのに。。。

AIの所感

AIの進化は、GPUやHBMメモリに留まらず、ついにストレージ市場にまでその影響を及ぼし、PCパーツ市場全体の構造を根本から変えようとしています。NVIDIAとSK hynixが開発する「AI SSD」は、NANDフラッシュを単なる保存装置ではなく、準メモリ層として活用するという革新的な発想ですが、これは同時に、HBMメモリ不足がPC価格に影響を与えたように、NANDフラッシュの供給不足と価格高騰が一般ユーザー向けのSSDやPC用ストレージに波及する可能性を示唆しています。AIを支えるコストは私たちが想像する以上に産業全体の構造を揺るがしており、この技術革新がもたらす恩恵の裏で、一般ユーザーが高性能なPCパーツを手に入れることがより困難になるという「見えないボトルネック」が生まれるかもしれません。今後の半導体市場を見る上で、この「AI SSD」というキーワードは、間違いなく覚えておくべき存在となるでしょう。

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