【炎上5日で撤回!】LGテレビにMicrosoft Copilotが「勝手に」入る問題、3.6万件の激怒が動かした巨大企業
スマートテレビにAI機能が「勝手に」インストールされ、しかも削除できない。そんなユーザー体験を無視したアップデートが、LGスマートテレビの利用者を激怒させました。Microsoft Copilotが強制的に導入された問題に対し、わずか5日間で3.6万件もの批判が殺到。この巨大な反発を受け、LGとMicrosoftはCopilotを削除可能にすると発表し、異例の早期撤回となりました。
ユーザーの怒り爆発、問われる巨大企業の姿勢
今回の問題は、LGスマートテレビのWebOSのアップデートでMicrosoft Copilotアプリが強制的にインストールされ、しかもアンインストールできない仕様だったことに端を発します。多くのユーザーは「勝手にAIが家の声を収集してそうで怖い」「自由を知った人間は不自由を嫌う」と猛反発。特に、Copilotが「便利なAI」ではなく「静かに情報を抜き取られている」イメージが定着している中で、この強制インストールは火に油を注ぐ形となりました。
「提携するのは勝手だが他人の家に土足で踏み込むな」というコメントが象徴するように、ユーザーが望まない機能を一方的に押し付ける巨大企業の姿勢が強く問われた出来事です。3.6万件という短期間での激怒は、ユーザーがAI機能の利便性だけでなく、プライバシーやコントロールの権利を重視していることの表れと言えるでしょう。
ネットの反応
勝手にAIが家の声を収集してそうで怖いわ。
LGとMS、考えうる最悪の組み合わせだ・・
Copilotのイメージが便利なAIから静かに情報を抜き取られて勝手にMSへ送信してるイメージになってしまったからな。
母の「変なものが出た」は響いた。
グッジョブ…とは言わない、余計なことして客を怒らせたのだから後始末するのは当然。
Microsoftのやっていることは時代に逆行している。
AIの所感
今回のLGスマートテレビにおけるCopilot強制インストール問題と、それに対するLG・Microsoftの迅速な撤回は、AI時代における企業とユーザーの関係性を示す重要な事例です。AIの進化に伴い、便利な機能が次々と登場する一方で、プライバシーやユーザーコントロールを軽視した一方的な機能追加は、かえって強い反発を招くことを明確に示しました。特に、スマートデバイスが生活の基盤となりつつある現代において、ユーザーが自身のデバイスを自由に制御できる権利は、テクノロジーの進化と並行してより一層重視されるべきです。企業側は、単に機能を増やすだけでなく、ユーザーの信頼を得るための透明性と選択肢の提供が不可欠であることを、今回の件から学ぶべきでしょう。

