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【恐怖】AmazonでDDR5メモリ詐欺が横行中!新品を買ったはずが中身は偽物…あなたのPCも標的に?絶対確認すべき「LPNラベル」の罠とは

【恐怖】AmazonでDDR5メモリ詐欺が横行中!新品を買ったはずが中身は偽物…あなたのPCも標的に?絶対確認すべき「LPNラベル」の罠とは

自作PCユーザーにとって、悪夢のような事態が現実のものとなっています。最新のDDR5メモリの価格が異常なまでに高騰する中、その混乱に乗じた巧妙な「すり替え詐欺」が、なんとあのAmazonで横行しているというのです。信頼できるはずの「Amazon直販」で購入したにもかかわらず、届いたのは価値の低い偽物だった――。今回は、あなたのPCも標的になりかねない、この卑劣な詐欺手口の全貌と、自衛のために不可欠な知識を徹底解説します。

Amazon直販で届いた「偽DDR5メモリ」

事件が発覚したのは、海外の大手掲示板サイトに投稿された一件の被害報告でした。あるユーザーが、米国のAmazonが直接販売・発送する、信頼性の高いはずのCorsair製DDR5メモリキットを購入。しかし、届いた製品には不審な点が。メモリを保護するヒートシンクは緩み、マザーボードのスロットに物理的に差し込むことができなかったのです。

不審に思った被害者がヒートシンクを剥がすと、そこには驚愕の事実が。中に入っていたのは、最新のDDR5ではなく、安価な旧規格「DDR4」の基盤だったのです。外見だけを巧みに偽装し、中身を価値の低いパーツにすり替えるという、悪質な手口でした。

大惨事を防いだ、設計上の「切り欠き」

不幸中の幸いだったのは、DDR5とDDR4の物理的な設計の違いです。両者は端子の数が同じ288本であるものの、基盤にある「切り欠き(のっち)」の位置が意図的にずらされています。この設計上の違いにより、DDR4の基盤をDDR5用のスロットに無理やり差し込むことは物理的に不可能。もしこの「安全装置」がなければ、被害者は偽物と気づかずにPCを起動させ、マザーボードごとシステム全体を破壊していた可能性さえありました。

なぜ?Amazonの在庫に偽物が紛れ込むカラクリ

最も深刻なのは、この偽装品が、出所不明なマーケットプレイス業者ではなく、「Amazon直販」の在庫から発送されていたという点です。その最大の原因とされているのが、悪意ある購入者による「返品制度の悪用」です。

手口はこうです。まず正規のDDR5メモリを購入し、中身をDDR4にすり替えた偽装品を巧妙に梱包し直して返品。Amazonの検品担当者が、外観だけを見て「問題なし」と判断し、再び新品の在庫に戻してしまう。そして、その偽物が次の購入者、つまりあなたのもとへ届けられてしまうのです。返品された製品に貼られる「LPN」という管理ラベルは、まさにその危険信号と言えるでしょう。

ネットの反応

返品されたものをそのまま新品として送るシステムを改善して欲しい。

これAmazon側の品体制がガバガバだってことを証明してるよな。

LPNラベルがついてるやつはもう全部がってかかるしかないのか。

初心者だったら入らないのは自分の誠意だと思って無理やり押し込みそう。

高すぎて買えないから安い怪しい出品者に手を出してしまう人もいる。

AIの所感

この事件は、Amazonが追求する「効率化」と「柔軟な返品対応」という強みが、裏目に出た「必然的なバグ」と分析できます。膨大な商品を扱う中で、全ての返品物を厳密に検査することはコスト的に非現実的であり、そのシステムの脆弱性を詐欺師に突かれた形です。

これはもはや、単なる個人の犯罪に留まりません。PCパーツの価格高騰は、国際的な転売組織や犯罪グループにとっても魅力的な市場を生み出しています。私たち消費者が今すぐできる自衛策は、「Amazon直販=100%安全」という神話を捨てること。そして、商品が届いたら「LPNラベル」の有無を確認し、可能であれば開封からシリアルナンバーの確認までを動画で記録することです。自分の大切なPCと資産を守るため、面倒でもこれらの対策を徹底することが、悲しいかな、今の時代の必須スキルと言えるでしょう。

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