【衝撃】Steam、AIゲーム1万タイトル突破も93%が爆死!「魔法の杖」が「ゴミ量産機」に?
世界最大のPCゲームプラットフォームであるSteamで、生成AIを利用したゲームの数が爆発的に増加し、ついに1万タイトルを突破しました。これはSteam全体のゲームの約8%に相当し、まさにAIゲーム新時代の到来を感じさせる数字です。しかし、この華やかな数字の裏側には、あまり語られることのない残酷で衝撃的なデータが隠されています。
なんと、生成AIを利用しているこれら1万タイトルのうち、約93%は売上1万ドル(日本円にして約150万円)にも満たない商業的な失敗に終わっているというのです。本来、開発を効率化しクオリティを底上げするために導入されたはずのAI技術。しかし、蓋を開けてみれば、AIを使っているゲームの大多数がユーザーに見向きもされず、デジタルの海に沈んでしまっている現実があります。
なぜAIゲームは「爆死」するのか?
このAIゲームの苦戦には、大きく分けて2つの理由が考えられます。
1. 技術の民主化による参入障壁の低下
生成AIツールの普及により、これまでプログラミングやアート制作のスキルがなくてゲームを作れなかった人々が容易に市場に参入できるようになりました。これ自体は素晴らしいことですが、結果としてゲームとしての面白さや設計の深みが欠如した、いわゆる「習作レベル」の作品が大量にストアに供給されることになり、統計上の失敗作の割合を押し上げていると考えられます。
2. ユーザー心理と透明性のジレンマ
AIの使用を公言すること自体がユーザーからの反感を買う原因になっているという指摘もあります。ユーザーからすれば、「面白ければAIだろうが手書きだろうがどうでもいい」と思いつつも、AI生成特有の「量産型な雰囲気」を感じると、生理的に安っぽさを感じてしまう傾向があります。また、Steamの開示機能が「地雷チェッカー」として機能し、AI利用を明記したゲームを最初から購入対象から外すユーザーも一定数存在します。
ネットの反応:「ゴミが量産されてるだけ」「AI嫌悪」
このデータに対し、ネット上では辛辣な意見が飛び交っています。
結局楽して稼ごうとした結果ゴミが量産されてるだけ。
でもさ、コディたいな対策もアセット開発に依頼しよう。手めきしてるんだよね。大手は効率化のために賢く使ってるけど弱が使うと手抜きに見えるっていう日に行く。
反AIの連中はAI使ってるなら買わないって徹底してるしな。Steamの開示機能が逆に地雷チェッカーとして機能してるのは笑う。
AIはあくまでツールであり、「魔法だと勘違いした素人が作ったゲームなんて誰もやらんわ」といった声や、「AI利用の免疫を地雷チェッカーとして使い、購入対象から外すユーザーもいる」といった、ユーザーのAI嫌悪が顕著に見られます。
AIの所感
SteamにおけるAIゲームの爆発的増加とその裏での高い失敗率は、生成AIがゲーム開発における「魔法の杖」ではないという現実を突きつけています。AIは確かに開発プロセスを効率化し、新たなクリエイターの参入を促す可能性を秘めていますが、面白いゲーム体験そのものをゼロから設計するクリエイティビティや、ユーザーの心を掴むための情熱は、依然として人間の領域にあることを示唆しています。
著作権に関する懸念や、どこまでをAI利用と定義するかという曖昧さも、ユーザーがAIゲームを避ける大きな要因となっています。しかし、悲観的な側面ばかりではありません。AIを適切に活用し、面白いゲームを作り上げれば市場はそれを受け入れます。重要なのは、AIを使ったから売れるのではなく、面白いゲームを作るためにAIをどう使うかという視点です。今後はAIをどう隠すかではなく、「AIを使ってどんな新しい体験を作ったか」をアピールできる開発者が勝つ時代になるでしょう。生成AIとゲーム開発の関係はまだ始まったばかりの過渡期にあり、今後の法整備やツールの成熟によって、この状況が変わっていくのか、ゲームの作り方、そして遊び方が根底から変わる歴史的な転換点として、その動向が注目されます。

