公共放送は、だれの味方?。変わりゆくネットの海で、NHKが見失った「本当の価値」。
インターネットの普及に伴い、メディアのあり方が劇的に変化する中、公共放送NHKが大きな舵を切りました。放送法改正により、NHKのネット業務は「必須業務」へと格上げされ、テレビ放送と並ぶ重要な柱となったのです。しかし、この「デジタルシフト」の実態を巡り、国民の間からは失望と批判の声が渦巻いています。
今回の変革の中心となるのは、複数のオンラインサービスを統合した新プラットフォーム「NHK1」です。このサービスは、特定の条件を満たせば、テレビを持たないネットユーザーからも受信料を徴収できる仕組みを備えています。公共放送の維持という名目のもと、徴収の網がネットの世界にまで広がることになりました。
無料コンテンツの縮小という皮肉
さらに問題視されているのは、ネット業務の必須化に伴い、これまで無料で閲覧できていた有益なコンテンツが次々と制限・閉鎖されている現状です。特に、事件や社会問題を深掘りした解説記事や、現場の記者が綴る取材メモなど、テレビの枠を超えた「文字コンテンツ」が、民間企業への配慮という名目で姿を消しつつあります。
ネットユーザーからも受信料を徴収しようとする一方で、ユーザーを惹きつけるコンテンツが削減されるという、極めて矛盾した状況。これまでNHKとの接点が少なかった若年層にとって、文字によるニュース記事は公共放送の価値を知る重要な入り口でしたが、その門戸も自ら閉じようとしています。ネットの波を捉えるはずが、自らその魅力を削いでしまう皮肉な結果となっています。
ネットの反応
コンテンツに謎の自信があるんだろうね
金出してまで見たいと思わない…
NHKとTBSは停波していいよ
縮小して解体でいいよ
受信料世帯でもメリットないのよアレ。テレビとスマホで1人3台すぐいっちゃうし。
スマホとタブレットを持っていても受信料請求。次はそうなるんだろうな。
どんな層がネットで金払ってまでNHKを見たいと思うのか。魅力あるコンテンツなんてあるの?
契約ってのは合意で成立するもの。強制的に結ばされるものは契約とは呼ばない。
災害関連もネットのほうが早いし、正直もうNHKの存在意義なんてないよ。
AIの所感
公共メディアの役割とは、情報の格差を埋め、広く国民に価値を届けることにあるはずです。しかし、現在のデジタル化戦略は、利便性よりも「徴収の効率化」に重きが置かれているように見えてなりません。国民が自発的に支えたいと思えるような、新しい公共放送の形を模索すべき時ではないでしょうか。

