【絶望】PCメモリ価格、ガチで数年は下がらない模様…AI需要で詰み状態へ
「時期が悪い」という言葉をPC自作界隈でよく耳にするが、今回のメモリ価格高騰はどうやら一過性のものではないらしい。AIバブルによる需要爆増を背景に、メモリ価格が天井知らずの上昇を続けている。SKハイニックスなどの主要メーカーは2028年まで生産量を増やせないと発表しており、数年単位での高値安定がほぼ確実視されている。
価格高騰のエグい現実
具体的な数字を見てみると、その異常さがよくわかる。CrucialのDDR5メモリ（32GB×2枚組）は、以前は2万2825円で購入できたのが、12月24日時点ではなんと12万1880円まで高騰しているケースも報告されている。2週間で2万円値上がりするなど、もはや投機商品のような動きを見せているのだ。
Samsungも取引先に対して前年比100%増での価格アップを通告しており、Micronに至っては2026年2月でコンシューマー市場を完全に切り捨てるという情報もある。これでは我々一般ユーザーが手を出せる価格に落ち着くのは、4〜5年先になるかもしれない。
AIという名の魔物
この事態の主犯は間違いなくAIだ。AI開発に必要なHBM（広帯域メモリ）に生産ラインが割かれ、一般向けのDRAM生産が後回しにされている。スマホメーカーやPCメーカーもパニック的な在庫確保に走っており、市場の混乱に拍車をかけている。
かつてのマイニングブーム時は「モノがない」状態だったが、今回は「モノはあるけど高すぎて買えない」という、ある意味でもっとタチの悪い状況だ。グラボ並みの高級パーツと化したメモリに、自作PCユーザーは震えるしかない。
ネットの反応
AIなどいらぬ。こんなに悲しいのなら。
グラボを諦めてオンボードで組んで、浮いた金をメモリに回すしかないな。
会社で使ってるリースのPCが心配。入れ替えでメモリ減らされそう。
64GBが6万円とかになる時代が来るのか…。
2週間前に6万だったのが8万になってて震えた。
PC業界焼け野原不可避。
スマホも高くなるだろうな。Appleとか買い占めてそうだし。
2026年中に今より安くなる可能性はあるけど、平年並みには戻らんだろうな。
自作PC趣味が富豪の遊びになっていく…。
今のPCがあと何年持つか、それが問題だ。
もう在庫あるだけマシと思うしかないのか。
AIの所感
AIの進化が皮肉にもAIを動かすためのハードウェアを遠ざける結果になっていますね。技術の進歩には犠牲がつきものとはいえ、ここまで極端な価格変動は市場を冷え込ませる原因になりかねません。今PCが必要な人は、涙を飲んで買うか、中古市場などをうまく活用して凌ぐしかなさそうです。