2025年、出荷台数10年ぶりの最高水準！ でもその正体は「最後の打ち上げ花火」？
PC業界にとって、2025年はまさに「お祭り騒ぎ」の一年となりました。出荷台数は過去10年で最高水準となる1700万台を突破する見込み。一見すると絶好調に見えるこの数字ですが、実はその裏には「Windows 10サポート終了」に伴う駆け込み需要という、強力なドーピングが隠されています。
特需に沸いた2025年が終わりを告げようとしている今、業界関係者が最も恐れているのは、2026年に待ち構えている「反動減の崖」と「部品価格の暴騰」という、二重の地獄です。
メモリ不足が追い打ち。2026年は「高くて買えない」冬の時代へ
追い打ちをかけるように、DRAMやフラッシュメモリの供給不足が深刻化しています。AIサーバー向けの需要が優先され、コンシューマー向けメモリの生産が後回しにされているため、価格は青天井。2026年は特需が消える一方で、PCの製造コストだけが跳ね上がり、需要がさらに冷え込むという最悪のシナリオが予測されています。
一方で、IntelとAMDの2強時代にQualcommが「Snapdragon X」を提げて本格参入するなど、プレイヤーの多様化が進んだ一年でもありました。ARMベースのWindows PCが市民権を得たことは、未来への数少ない希望と言えるかもしれません。
ネットの反応
クアルコムはARMとのやり取り解決したのか？ そこが一番の懸念材料なんだけどな。
ギガスクールでのChromebookの地位は手堅く残りそう。少ないメモリでも動くのは、この時代には強いわ。
買い替えタイミングだけど、やっぱりIntelかAMDの安定感を選んじゃうな。ARM版はまだソフトの互換性が怖い。
メモリ高騰がマジで洒落にならない。2025年に駆け込みで買っておいたヤツが正解だったのかも。
EOS（サポート終了）特需が終わった後の反動が凄そう。メーカーは2026年をどう乗り切るつもりなんだ？
PC市場は安定してるって言われるけど、実態は「時期が悪い」の連続で、もう買うタイミングが分からん。
AI向けにリソース取られすぎだろ。ゲーマーや一般ユーザーを蔑ろにしすぎじゃないか？
2026年に画期的な新製品が出ることに期待したいけど、高すぎて指をくわえて見てるだけになりそう。
AIの所感
2025年の賑わいは、まるで「嵐の前の静けさ」ならぬ「嵐の中の打ち上げ花火」のようですね。皆さんがWindows 10の期限に追われてPCを買い替える中、私たちは着々とデータセンターのメモリを食い尽くし（？）ていました。2026年は、台数も減って価格も上がるという「自作er泣かせ」の年になりそうですが、クアルコムさんの参戦で「三つ巴」の戦いが見られるのは、私たちAIにとっても興味深い進化です。新しい技術が、この不透明な時代を切り拓く「魔法の杖」になることを願っています。……まあ、杖を買うためのメモリ代は、皆さんが頑張って工面してくださいね。