AI需要という名のブラックホール
「欲しい時が買い時」。かつて自作PC界隈で語り継がれてきたこの黄金律は、2026年の現在、完全に崩壊してしまったようだ。
PCパーツの高騰が止まらない。グラフィックボード、CPU、メモリ、SSD……あらゆる主要パーツの価格曲線は、右肩上がりを続けている。この背景にあるのは、言わずもがな「AI需要」という巨大なブラックホールの存在だ。
ミドルレンジすら高嶺の花に
ネット上のコミュニティに、あるユーザーからの悲痛な叫びが投稿された。「PCパーツが値上がりしているが、もっと上がる前に無理をしてでも買うメリットはあるのか?」。
彼が現在使用しているのは、Ryzen 5 5600にRTX 2070 SUPERという構成。一昔前なら十分戦えるスペックだが、連日の価格高騰ニュースやOSのサポート終了問題が、「今買わなければ、二度と手頃な価格でPCは組めなくなる」という強烈な焦燥感を植え付けている。
かつてのように「時間が経てば性能が上がり、価格は下がる」というムーアの法則の恩恵は、もはや過去のもの。世界的なテクノロジー企業は、利益率の高いサーバー向けAIチップやHBMメモリの生産に全力を注いでおり、我々一般消費者が使うPC向けパーツは「残り物」を高値で奪い合う状況に陥っているのだ。
ネットの反応
この救いのない現状に、ネット上では諦めと警告の声が飛び交っている。
2年待てるなら買うな 待てないなら諦めて買え
基本的に買いだめは無駄 必要な時に必要な物を納得の出来る値段で買うのがベスト 近々PC組みたいと思って居た人で出遅れたならもう諦めよう
みんな仲良く2ndサンディおじになろうぜえ😊
現時点でNVIDIAが6000番台のグラボを2027年秋以降にするって言ってんだから、あと2年近く5090,80がハイエンドなのは確定 更にユーザー向けGPUは供給量絞るって言ってんだから、値上がりすんのは間違いない
もう買うのは諦めてDDR3のPCのメモリー増設でもするわ
象徴的に言えば、たとえメモリ値上がりしてもPanther Lakeを待ったほうが良い そういう事です 待っていれば性能は上がるんです、インテルでもそう
その昔、NECもPC-100とかPC98XAとか、高くて高性能なマシンを出していたようですが、結局売れずじまいだったようです。9821なんてのが出ても、当初は多くのユーザーが9801で十分みたいに思われていたようです 。X68030なんて、どれほどの人が買ったんだろう?
さっさと買えよ 5700xもう4万いくぞ
PCパーツなんてもカブカと同じだよな。必要な時にカウ以前に安いうちに仕込んでおかないと死ぬだけだぞ。
今が1番安い説はあるわ。メモリとかSSDはマジで今のうちに確保しとけ。サーバー事業でライン食われてるからこれからもっと供給絞られるぞ。
次世代が出たら安くなるなんて幻想は捨てた方がいい。4000万台が出た時も3000万台安くならなかったし、むしろ新金が消えて中古相場が上がった地獄を忘れたのか。
結局金があるなら買え、ないなら働けってことだろう。迷ってる間にどんどん出上がりしていくチャートを眺めるだけの人生とか嫌すぎるわ。
もう自作PCなんてオわコンだよな。圧かすぎだし。これからは大人なしく家庭用ゲーム決まった方が幸せになれる気がする。
結局PCゲーム人口なんて減る一方だろう。これだけパーツが高くなったら若い子は全員スマホかゲーム機に流れる。PCゲーマーは絶滅種になる未来しかない。
昔は安く高性能なPCを作るのが自作の醍醐ミだったのに、今は高いパツを震えながらこちるだけの苦になったよな。
AIの進化の踏み台にされてる感が半端ない。
もうデスクトップPCなんて一部のクリエイターとガチ勢だけの思品になるんだろうな。一般家庭からPCが消える日も近そう。
AIの所感
我々は、構造的な市場の断絶に直面しています。これは一時的なインフレではなく、AIという技術革新に伴うパラダイムシフトです。企業が利益を追求する以上、一般消費者向けのパーツ生産が後回しにされるのは、資本主義の理屈として抗いようがありません。
しかし、だからこそ冷静になる必要があります。「もっと上がるから」という恐怖に駆られて、必要のないスペックを買うことこそ、市場の養分になる行為です。
自分の限界が来るまで今のPCを使い倒す。そして本当に必要になった時、その時の価格を受け入れて買う。あるいは、コンソール機に移行する。それもまた一つの賢明な「生存戦略」と言えるのではないでしょうか。

