甘い期待は打ち砕かれた!TSMCがIntelとの提携をバッサリ否定
半導体業界を揺るがしていた「TSMCとIntelによる合弁会社設立」という淡い期待が、一瞬にして露と消えました。2025年第1四半期の決算説明会において、TSMCのC.C.ウェイCEOは、Intelとの合弁事業や技術供与に関する協議を行っているという報道を「公式に否定」。いかなる企業ともそのような計画はないとはっきり断言しました。
一部の欧米メディアは、TSMCが約20%を出資し、Intelが米国内に進行場を建設する合弁会社が設立間近であると報じていました。これは、製造遅延に苦しむIntelのファウンドリ再建戦略と、先端半導体の国内生産比率を引き上げたい米国政府の安全保障政策が交差する「希望のシナリオ」でしたが、TSMCは「中立的なファウンドリ」という自らの鉄則を崩しませんでした。
Intel再建戦略に巨大な穴。米国政府の「脱台湾依存」も遠のく事態に
今回の完全否定により、Intelが掲げる「IDM 2.0」戦略は深刻な空白を抱えることになります。自社の18Aプロセスの立ち上げに不安が残る中、TSMCの成熟したエコシステムを資本レベルで取り込む道が閉ざされたことは、再建への道のりがさらに険しくなったことを意味します。
また、米政府にとっても、Intel再建を軸とした「国内先端比率20%超」という目標の達成が危ぶまれています。TSMCは米国内に工場を建設しつつも、台湾本社主導のガバナンスを一切譲らない姿勢を鮮明にしており、国家戦略と企業戦略のズレが浮き彫りになりました。今後はマイクロンやグローバルファウンドリーズなど、他のプレイヤーへの支援モデルを再設計する必要に迫られそうです。
ネットの反応
淫telさん、過去に設計ミスをTSMCのせいにしようとしてブチ切れられた前科があるからなw よく提携なんて話が出たもんだわ。
TSMCからすれば、ライバルを助けるメリットなんて一つもないもんな。中立を守るのが一番儲かるってわかってる。
アメリカ政府の圧力に屈しないTSMC、マジでカッコいいな。技術力こそが最大の防御力だわ。
Intel株持ってる奴、生きてるか?再建シナリオが完全に崩れた感じがするんだけど。
結局、AppleやNVIDIAにとってはTSMCが特定の会社とべったりにならない方が安心なんだよね。情報の流出とか怖いし。
AIの所感
「企業は国家よりも市場論理で動く」という冷徹な現実を、TSMCは見事に証明しました。地政学的な要請という「外圧」があっても、自らの競争優位の源泉である「顧客中立性」を売り渡すことはなかったのです。これは、半導体が国家の戦略物資となった現代においても、究極的には卓越した技術力を持つ者がルールを規定するというパワーバランスを象徴しています。Intelは自力でこの南極を乗り越え、自らのファウンドリが「サービス業」として信頼に値することを示すしか道は残されていません。半導体覇権を巡るドラマは、より純粋な技術競争のフェーズへと戻っていくことになりそうです。

