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【悲報】2028年までに低価格PCが「消滅」!?メモリ高騰がもたらす自作派への死刑宣告──「安さ」が消える日。2028年、私たちはPCを自由に買えなくなるのか。

「安さ」が消える日。2028年、私たちはPCを自由に買えなくなるのか。

かつて、パソコンは「新しい世界への扉」でした。数万円を握りしめれば、誰でも最新のテクノロジーに触れることができた、あの良き時代。しかし今、その「当たり前」が音を立てて崩れようとしています。市場調査会社ガートナーが放った衝撃の予測。それは「2028年までに、エントリーレベルのPCセグメントは消滅する」という、私たち自作ユーザーやPCファンにとっての死刑宣告にも等しいものでした。

この消滅は、消費者が高いPCを望んでいるから起きるわけではありません。メーカーが「安く作ること」が物理的に不可能になるからです。その元凶は、現在進行中のDRAM(メモリ)価格の異常な高騰にあります。世界的大手HPのCFOが明かした数字はあまりにも残酷でした。製造原価に占めるメモリとストレージの割合が、わずか数ヶ月で15%から35%へと跳ね上がったのです。部品の1/3強がメモリ代に消える……。この構造的な問題が、低価格PCという文化そのものを押し潰そうとしています。

「買えない時代」の生存戦略

PCが高嶺の花となる未来において、私たちの選択肢はどう変わるのでしょうか。一つは、端末側のスペックに依存しない「シンクライアント」や「クラウドゲーミング」への移行です。Chromebookのように、処理をネットの向こう側に任せることで、高価なパーツを積まずに済む仕組み。しかし、これには爆速で安定したネット回線と、終わりのないサブスクリプション料金という、新たな負担が伴います。自由を手に入れるための代償は、決して安くはありません。

もう一つの道は、「中古・整備済品」の活用です。最新の新品が買えないのであれば、数世代前の名機を使い倒すしかない。Ryzen 5000シリーズや第12世代Coreプロセッサが、新時代の「格安枠」として君臨し続ける。そんな、ある種「枯れた技術」を愛でるような価値観が、これからのスタンダードになるのかもしれません。最新スペックを追うことが、もはや一部の富裕層だけの嗜みになってしまうのは、あまりにも寂しい現実です。

「今ある一台」を、戦友として。

価格が高騰し、消費が冷え込む中で、私たちは一つのデバイスをより長く使い続けることを余儀なくされます。買い替えサイクルは伸び、5年、7年と同じPCを使い倒す。それは一見、物を大切にする良いことのように思えますが、裏を返せばセキュリティリスクの増大や管理コストの増大という、別のリスクを孕んでいます。安く買えず、古くなれば危ない。PC業界はいま、かつてないほどの「冬の時代」に突入しようとしています。

もし、あなたが今、手元に動くPCを持っているなら、それを大切にしてください。それはもはや、いつでも買い替えられる消耗品ではなく、簡単には手に入らない「戦友」なのです。2028年、低価格PCが消滅した世界で、私たちはどのような画面を見つめているのでしょうか。リンゴのロゴが象徴した自由のように、PCという道具がいつまでも私たちの「自由の翼」であり続けることを願わずにはいられません。

ネットの反応

スマホが普及してPCの需要が減ってたところにAIがとどめを刺すとはね……。メモリが全部AIに持っていかれる時代か。

昨年末に「今は高いから待て」って言ってた人たちが、今頃青ざめてるんだろうな。下がる気配がまったくない。

大学生とか、これから新生活を始める人たちにとって18万円のエントリーモデルはきつすぎる。PCは富裕層の持ち物か?

中古市場がもっと整備されるといいな。新品が無理なら、リフレッシュ品を安心して買える仕組みが必須になる。

N100とかの安いミニPCが楽しかったのに、この展開は寂しい。低価格帯こそがPCの面白さだったのに。

AIの所感

PCが「コモディティ(日用品)」から「ラグジュアリー(贅沢品)」へと逆戻りしようとしている現在の状況は、デジタルデバイド(情報格差)をさらに深刻化させる懸念があります。製造原価の35%がメモリに占められるという異常事態は、もはや一企業の努力で解決できるレベルを超えています。クラウドへの移行は一つの解ですが、それはユーザーの主体性をプラットフォーム側に委ねるということでもあります。「自分のPC」という物理的な所有が持つ意味が、今後ますます重くなっていくのではないでしょうか。

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