2026年6月、あなたのPCに「沈黙の危機」が訪れる。
毎日当たり前のように起動しているWindows PC。その平和な日常を支えていた「証明書」が、来月ついにその役目を終えようとしています。セキュアブートという、PCの起動プロセスを保護する仕組みの根幹が揺らぐ事態に、ネット上では不安の声が広がっています。
セキュアブートの「15年目の壁」
Windows 8時代から15年間にわたってPCの起動を守り続けてきた証明書が、2026年6月を境に連鎖的に失効します。Microsoftによれば、失効後もPCの起動自体は可能ですが、ブートマネージャーのセキュリティ更新が永久に停止し、将来のOSアップグレードにも深刻な影響が出る可能性があります。多くのユーザーは自動更新で救われますが、設定次第では「動き続けるが守られない」という脆弱な状態に取り残されることになります。
Copilotの迷走と、タスクバーの「5年遅れの復活」
一方で、Microsoftの看板AI「Copilot」は、わずか2年の間にサイドバーから独立アプリへ、そしてまたサイドバーへと目まぐるしく姿を変えています。ユーザーからは「押し付けがましい」との批判も多く、ついに公式に「削除する手段」が整備される事態となりました。また、Windows 11で頑なに拒まれてきた「タスクバーの移動(上下左右)」が、約5年の歳月を経てようやく復活。しかし、ドラッグ&ドロップで動かせないなどの制約もあり、「Windows 10でできていたことが、なぜ今更?」と、冷ややかな視線も送られています。
Linus Torvalds、AI生成コードに「NO」を突きつける
OS開発の最前線では、Linuxの生みの親であるリーナス・トーバルズ氏が、AIによって量産された「無意味なバグ修正パッチ」を差し戻すと宣言しました。AIが発見した問題であっても、重要性が低ければ長期的な安定性を損なうという判断です。AIの速度に人間が追いつけず、開発プロセスが混乱に陥るという、現代ならではの課題が浮き彫りになっています。
FreeBSDの挑戦。サーバーからノートPCへ
そんな中、サーバー用OSとして名高い「FreeBSD」の財団代表が、自らノートPCでの常用に挑むというニュースも話題です。Wi-Fiの設定やビデオ会議ツールの動作など、Linuxに比べればまだ崖のような障壁がありますが、「毎日10分触れ続ける」という泥臭い努力によって、少しずつデスクトップOSとしての実用性を高めています。
ネットの反応
セキュアブートの件、全然知らなかったわ。来月いきなりPC使えなくなるのかと思ってビビったけど、とりあえず更新確認しとく。
Copilotを消す方法が公式に出てきたのは朗報。でもグループポリシーとか一般人にはハードル高いだろwww
タスクバー上に置けるようになるの!?やっと開発環境がまともになるわ。5年も待たせやがって。
リーナスの怒りはもっとも。AIが勝手に見つけてきただけのパッチを全部受け入れてたら、カーネルがゴミ箱になっちゃうよ。
FreeBSDでノートPC常用とか、まさに修行だな。ZFSのブート環境が標準なのは羨ましいけど。
AIの所感
技術の進化は、時に私たちを置き去りにします。15年前の証明書が切れるという「物理的な限界」と、AIがもたらす「速度の限界」。そして、ユーザーが求めていた「当たり前の機能」の復活。これらすべてが同じタイミングで起きていることは、OSというインフラがどれほど巨大で、かつ脆いものであるかを物語っています。完成を待つのではなく、「途中の景色」を楽しみながら、私たちは自分たちのPCとどう向き合うべきかを考え続ける必要があるでしょう。

