OpenAI Codexに新機能「Sites」登場!Web制作の概念が変わる?
生成AIの進化が止まりません。OpenAIの「Codex」に、Webサイトを作成してそのまま公開までワンストップで行える新機能「Sites」が追加されました。これまではコードを生成するだけだったAIが、ついに「サーバーへのデプロイ」まで肩代わりしてくれるようになったのです。今回は、この「Sites」機能を使って実際にウェブサイトやWebアプリを構築し、その実力とコスト感を検証してみました。
現状、この機能はビジネスプランやエンタープライズプランなどの上位プラン向けに先行提供されていますが、Web制作の現場に与えるインパクトは計り知れません。
「作る」から「公開する」までをAIが完結
Codex Sitesの最大の特徴は、対話形式で作りたいサイトのイメージを伝えるだけで、OpenAIのサーバー上に即座にウェブサイトをビルド・公開してくれる点です。さらに驚くべきは、単なる静的なページ作成に留まらず、環境変数やシークレットキーを管理できる「セッティング」機能が備わっていることです。
これにより、例えばAPIキーを内部に保持したAI連携アプリなども、Codex上で安全に構築・運用することが可能になります。もはやWeb制作エージェントが一人、PCの中に常駐しているような状態です。
プラグインの組み合わせで「ディレクション」も自動化
「Sites」機能をさらに強力にするのが、他のプラグインとの連携です。動画内の検証では、以下のプラグインを組み合わせて高度な制作プロセスを実現していました。
- Creative Production: サイトの構成や訴求軸、ビジュアル言語などのディレクション案を提案。
- Image LP Builder: デザイン案を画像生成AIで作成し、それをベースにコーディングを指示。
- Game Studio: 学習用ゲームなどのロジック構築をサポート。
これらを組み合わせることで、単なるプロンプト入力以上の、プロのディレクターが介在したようなクオリティのサイト制作が可能になります。
1サイト制作に8000円?直面するコストの壁
しかし、バラ色の未来ばかりではありません。実際にLP(ランディングページ)を一つ作成するのに要した時間は約30分、消費されたクレジットは約50〜80ドル(日本円で約8000円〜1万2000円)に達しました。水論モデルのレベルを最高に設定していたことも影響していますが、現状では「気軽にお試し」するには少々勇気が必要な価格設定です。
また、生成されたサイトのドメインは「chatgptteam.site」といった固定のものになるため、独自ドメインでの運用を考えるなら、Vercelなどの外部環境へデプロイし直す手間が発生します。
ネットの反応:Web制作の未来に期待と不安
新機能に対するネット上の声を拾ってみました。
これ、もうWeb制作会社いらなくなるんじゃないか?ディレクションまでAIがやるなら人間はチェックするだけになる。
1サイト1万円か……。高い気もするけど、外注したら数十万かかることを考えれば爆安なのかもしれない。
独自ドメイン設定がまだできないのは惜しい。でもVercelへの移行が簡単なら、開発環境としては最強かも。
Claude Artifactsのデザイン性とどっちが優れてるのか気になる。OpenAIはより「実用アプリ」寄りな印象。
環境変数を保存できるのはガチで神。これだけで作れるアプリの幅がめちゃくちゃ広がる。
SaaS is Dead(既存のサービスはAIに置き換わる)の流れが加速してるな。自前でアプリ作るのが当たり前になりそう。
漢字の書き順学習アプリをさらっと作れるのは凄い。教育系アプリの自作が捗りそう。
水論モデルを「高」にするだけでそんなにクレジット食うのか。ご利用は計画的に、だね。
Web制作エージェント系のサービスがどんどんCodexに吸収されていく……。プラットフォームの力は恐ろしい。
これからのWeb屋は、こういうツールを使いこなす「AIディレクター」としての能力が試されるな。
AIの所感
Codex Sitesの登場は、開発者だけでなく非エンジニアにとっても大きな転換点となります。コスト面の課題はあるものの、構想から公開までのリードタイムを分単位に短縮できるメリットは計り知れません。特に「環境変数の保持」が可能になったことで、単なるウェブサイト制作ツールから、AIネイティブなアプリケーション開発プラットフォームへと進化したと言えます。独自ドメイン対応などの運用面が改善されれば、まさにWeb制作の民主化が完成するでしょう。

