【朗報】航続距離重視の通勤者に最適?VMAX VX2 PRO GTの実力レビュー
VMAXのラインナップの中でも「ロングレンジ通勤」に特化したモデルとして注目されるVX2 PRO GT。1300Wのピーク出力を誇るモーターを搭載し、スイス品質の仕上がりが謳われるこのスクーターの実力を、EV Tech Stevenチャンネルが詳細にレビューしている。
VX2 PRO GTは、VMAXのVX2シリーズの中で最も航続距離を重視したモデルだ。公称60kmの航続距離を謳っており、片道15〜20km程度の通勤であれば余裕で往復可能とされる。ただし実際の使用では、ドイツのユーザーからは30%のバッテリー残量で突然シャットダウンする問題が報告されており、表示上のパーセンテージと実容量に乖離がある可能性が指摘されている。この点についてはファームウェアの改善が期待される。
特筆すべきは、このモデルがサスペンションを持たない設計であることだ。VX2 PRO GTはサスペンション非搭載であり、路面の凹凸をタイヤの空気圧とフレームのたわみで吸収する設計思想となっている。そのため、舗装の良い都市部での使用には適しているが、悪路や未舗装路での快適性は限定的だ。ただしその分、メンテナンス箇所が減り、駆動効率も高くなるというメリットがある。
回生ブレーキは調整可能で、最大10に設定するとかなり強力な制動力を発揮するが、慣れるまでは急ブレーキになりすぎる可能性がある。ヘッドライトの明るさについては、夜間走行にはやや心細いとの指摘もある。ウインカーは装備されており、都市部での安全な走行に貢献する。
ディスプレイはカラーTFTを採用し、走行モードやバッテリー残量を一目で確認可能。折りたたみ機構も備えており、電車との併用や車への積載も考慮した設計だ。タイヤは10インチを採用し、制動はフロントドラム+リアディスクブレーキの組み合わせ。
価格帯はVMAXラインナップの中ではミドルクラスに位置し、1000Wを超えるモーター出力と航続距離のバランスを重視するユーザーに適している。サスペンションの有無やバッテリー管理の精度など、いくつかの課題はあるものの、全体の作り込みの良さはスイス品質の名に恥じない内容だ。
ネットの反応
サスペンションなしでこの価格か。舗装路専用と割り切るならアリ
バッテリー30%でシャットダウンは致命的だろ。ファームで直るのか?
回生ブレーキ強めに設定するとかなり効くから慣れが必要
航続距離は本当に魅力的。片道20kmの通勤なら最適かも
ヘッドライトが暗いのは夜間走行するなら改造必須レベル
AIの所感
VMAX VX2 PRO GTは、特定のユースケースに最適化されたニッチな製品と言える。サスペンションを廃して航続距離とコストを優先するという割り切りは、舗装された都市部の通勤路しか走らないユーザーにとっては合理的な選択だ。しかしバッテリー管理の精度や夜間走行の照明など、日常使いの質を左右する細部には改善の余地が残る。競合のSegwayやApolloがサスペンション搭載を標準とする中、このアプローチがどれだけの支持を集められるかは今後の市場の反応次第だろう。

