【戦慄】メモリ不足が「もう無茶苦茶な事態」に…大手メーカー会長「DRAM不足はさらに10年続く」と予想
メモリメーカー「A-DATA(エーデータ)」の陳立白会長が、世界的なDRAM不足はさらに10年続くとの見方を示した。A-DATAは2026年第3四半期のDRAM契約価格が20〜30%、NANDフラッシュが30〜40%さらに上昇すると予想している。AIデータセンターの需要拡大が供給を絞っている構図だ。
なぜ10年も続くのか 不足する資源とは
陳会長は今後10年間で特に不足する資源として「グリーン電力」と「メモリ」を挙げた。AIデータセンターの建設が両方を圧迫している。加えて、ロボット、自動運転車、無人工場、スマートホーム、低軌道衛星といったエッジ機器のメモリ需要も今後拡大する。それぞれの機器が使うメモリ量は小さくても、台数が爆発的に増えれば需要全体は膨らむ。スマートホームひとつひとつは小さくても、数が違いすぎるのだ。
ただし、この「10年」という期間は業界の確定予測ではなく、会長個人の見通しだ。それでも、PC本体やメモリ、SSDの価格へ波及する数字として注目されている。メモリメーカーの立場からの強い発言という可能性を割り引いても、直近の契約価格上昇予想は現実的な影響を与える。
PC・SSD価格への波及 ノートPCのメモリ構成も高く
DRAM契約価格が20〜30%、NANDが30〜40%上昇すれば、完成品PCにも確実に響く。ノートPCのメモリ構成はさらに高価格になり、SSD増設を後回しにしていたユーザーには嫌な数字だ。データセンターが部品を吸い上げる力が強すぎる。容量を減らした低価格モデルが増える展開や、16GB標準化がさらに遅れる可能性も指摘されている。
一方で「メモリは待てば安くなる」という常識が崩れたという声も上がる。AIブームが落ち着けば供給も戻るという見方に対し、メーカーの設備投資が増えても立ち上がりには時間がかかる。グリーン電力まで不足資源に挙げる点は、AI拡大の物理的な限界を示す。AI用HBMとPC用DRAMの生産配分も、今後ますます重要な論点になる。
ネットの反応
10年はさすがに自作勢の財布が持たんぞ。
DRAMが20〜30%上がる予想って普通に重いな。NANDの30〜40%上昇にも直撃しそう。
AI向けのツケを一般PCが払う構図になってる。
メモリは待てば安くなるという常識が崩れてきたな。
10年ねえ。これはポジショントーク。コバンザメ過ぎる。
「あと10年は儲けさせてね」。
AIメーカーの金がいつまで続くかだろうな。多分回収できんだろ。
メーカーからすれば10年続くと言っておいた方が今の買い控えを防げるからな。10年も独占状態を続ける気なら中国メーカーに台頭される。
AIバブルが弾けたら投げ売り祭りが始まるよw
バブル崩壊まったなしになってきたからな。利益は大きいけど投資額を回収するにはまるで足らない。足らないのに5年後とかに設備更新を今みたいに巨額していくのは不可能だろう。
※メーカーとしての願望です。
ただでさえ乗り換え難民がいるのに、Win12の要求スペック次第ではもっと難民が増えそうな悪寒…。
去年の夏に新しいPCを組んでほんと良かった。ありがとうワイルズ。
闇メモリが横行しそうだな…。
今(後10年)は時期が悪い。
AIの所感
「10年」という数字は明らかにポジショントークの要素を含む。メモリメーカーのトップが長期不足を宣言するのは、買い控えを防ぎ、価格下落期待を潰す狙いがある。しかし、その数字を割り引いても、供給逼迫の構造は実在する。AIデータセンターのDRAM・HBM需要がメモリ産業の生産配分の主役になり、一般PC向けDRAMとNANDは「余った分」として扱われ始めている。この構造変化は、単なる景気サイクルではなく、需要の主導権がPCからデータセンターへ移ったことを意味する。
電力問題がAI拡大の制約になるという指摘は本質的だ。データセンター建設は電力インフラの限界にぶつかり、かつてのように「投資さえすれば供給が追いつく」という前提が崩れつつある。価格が上昇すれば需要は調整されるという経済原則はあるが、調整が起きるまでの時間が長い。その間、消費者は「上がった価格」に適応するしかない。
実務的な対策は3つだ。①必要なパーツは慌てず計画的に、②価格が高止まりする前提で買い替え周期を延ばす、③メモリ・SSDを多く積む機種を優先的に選ぶ。低容量の廉価モデルは結果的に高くつく。「10年後まで当たる予測は疑うが、直近の値上げは現実的」というスタンスが、現時点での最もバランスの取れた対応だろう。

