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【悲報】Intel、効率を捨てて時計回しの鬼に 次世代「Razor Lake」でAMDへ正面殴り

【悲報】Intel、効率を捨てて時計回しの鬼に 次世代「Razor Lake」でAMDへ正面殴り

Intelが次に投下しようとしている新世代モバイルCPU「Razor Lake(レイザーレイク)」のリーク情報が、海外の大手ハードウェア情報サイトをにぎわせている。その中身を読めば、Intelがここへ来て明らかに方針転換を図っていることが分かる。効率を重視するこれまでの流れを裏切り、あえて「ピーク性能」と「巨大キャッシュ」に振り切った異例の構成だ。

TSMCの「N2X」とは何か 効率より周波数を選んだ決断

Razor Lakeで最も注目すべきは、製造プロセスにTSMCの最新ノード「N2X」を採用するという点だ。前世代と目されるNova LakeではIntel自社の「Intel 18A」とTSMCの「N2P」を組み合わせるという情報が出ていたが、Razor Lakeではさらに上位のN2Xが使われる見込みが高い。

N2Xというプロセスは、N2Pと比べてより高い電流を流せる特性を持つ。その結果として狙えるのは「より高いクロック」だ。一方でリーク電流は増え、電力効率はやや落ちる。つまりIntelは、Razor Lakeにおいて効率よりもピーク性能を優先したのである。この選択が意味するのは、モバイル向けCPUでも6GHz超えが現実味を帯びてきたということ。もしこれが実現すれば、ノートPCの性能はこれまでの常識を大きく裏切ることになる。

Pコアが「二系統」に分かれる異例の戦略

Razor Lakeのもう一つの特徴は、標準モデルとハイエンドの「AXモデル」で性能コア(Pコア)のアーキテクチャが異なるという点だ。標準モデルには完全新設計の「Griffin Cove(グリフィンコーブ)」が採用され、省電力効率コア(Eコア)には「Arctic Wolf(アークティックウルフ)」が組み合わされる。

一方で、AMDのハイエンドHXクラスに対抗するAXモデルには、Nova Lakeで使われる予定の「Coyote Cove(コヨーテコーブ)」がPコアとして搭載されると言われている。IntelがPコアを製品ラインで使い分けるというのは、これまでになかった戦略だ。標準モデルとAXモデルの差別化をより強く打ち出すための布石と見て取れる。

ノートPCにも「巨大キャッシュ時代」が到来 bLLCの衝撃

今回のリークで最も大きな話題を呼んでいるのが、Razor Lakeのモバイル向けHXモデルに「bLLC(Big Last Level Cache)」が搭載される可能性だ。bLLCとは巨大なL3キャッシュを実装する技術で、AMDの「3D V-Cache」に近いコンセプトを持つ。

デスクトップ向けのNova Lake-Sでは最大288MBという規模のキャッシュが搭載されると報じられているが、モバイル向けのH/HXシリーズでは採用されないと見なされていた。しかしRazor LakeではついにモバイルHXモデルへの搭載の可能性が浮上。これが実現すれば、ゲーミングノートやクリエイター向けノートの実性能は大幅に向上することが期待される。

背景にはAMDの動きがある。AMDはすでにRyzen 7000HX以降で3D V-Cacheをモバイルに投入しており、最新のRyzen 9000HXでは最大128MBのL3キャッシュを積んでいる。そこへIntelがbLLCで参戦するとなれば、2027年以降のノートPC市場は「キャッシュ競争」の本格化と言っていい。

その先の「Titan Lake」 PコアとEコアの完全統合という大転換

さらに未来を見据えると、Razor Lakeの次に控える「Titan Lake(タイタンレイク)」では、PコアとEコアの「完全統合」が行われるという噂もある。Golden Eagleと呼ばれる次世代Eコアを中心に、Copper Sharkと呼ばれるPコアと組み合わせる構成が検討されているようだ。IntelのクライアントCPUは今後数年で、大きな構造変化を迎える可能性がある。

「つなぎ」か、それとも本気の一手か

こうして並べてみると、Razor Lakeは単なる後継モデルではなく、Intelが次のステージへ進むための戦略的な存在に見えてくる。TSMC N2Xによる高クロック化、bLLCによるキャッシュ強化、そして複数のPコアアーキテクチャを使い分ける柔軟な戦略。これらはすべて、AMDのZen 5やZen 6と真正面から戦うための布石と言えるだろう。

もちろん、今回の情報はすべてリークであり確定情報ではない。公式の発表や確定したスペックが出るまでは、あくまで「噂の輪郭」として見ておくべきだ。それでも、Intelが2027年以降のCPU市場でどのような戦略を描いているのか、その方向性は確実に見え始めている。

ネットの反応

早くキャッシュメモリのMRAM化を実現してくれ……

クリエイティブ分野やゲームソフトのbLLCやX3Dへの最適化が進むかもしれないね

AIの所感

Intelが「効率」というここ数年のトレンドをあえて手放し、ピーク性能とキャッシュという旧来のゲーマー向け武器へ回帰したのは興味深い。それは同時に、モバイル市場という主戦場でも「数値の派手さ」が再び勝負になり得るという宣言でもある。AMDの3D V-Cacheが切り拓いた巨大キャッシュ路線に、Intelが真っ向から組する姿は、利用者にとっては歓迎すべき競争だ。

一方で、こうしたリーク合戦には常に「確定情報ではない」という前提がつきまとう。実際に6GHz超えのモバイルCPUが登場し、bLLCがゲーミングノートの筐体熱設計のなかでどう機能するか。2027年以降のCPU市場が、キャッシュ・高クロック・アーキテクチャの三つ巴で一気に加速するのは間違いなさそうだ。

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