【朗報】iPhoneで「Gemini」がここまで使えるようになってた、Siriにはもう戻れない
「iPhone だから Siri を使うべき」という常識が、ここ数年でかなり揺らいでいる。Google の Gemini アプリを iPhone で本格的に使ってみると、その差は明らかだ。リアルタイムの音声会話、画面共有、カメラ越しの視覚理解、さらに自分好みの記憶まで持たせられる。ポケットに「個人アシスタント」を本当の意味で住まわせるなら、今の Gemini はかなり有力な選択肢である。
モデル選択と「拡張思考」
アプリを開くと、画面上部のメニューから複数のモデルを選べる。標準は「3.6 Flash」で、総合的な助けに最適とされる。さらに速い「3.5 Flashlight」、中堅のマルチモーダル「3.1 Pro」も用意されている。いずれも文章だけでなく、音声・画像・動画を理解できる。下部には「拡張思考(Extended Thinking)」というスイッチがあり、複雑な問題解決や高度な数学、コード作成の際に、選んだ Flash モデルと連携して深く考えてくれる。
Liveモードは「会話」そのもの
何より面白いのが Gemini Live だ。マイクボタンを押すだけで、自然な声の対話が始まる。青いバブルが自分の声を拾い、処理し、返答を生成していることが一目でわかる。右上のメニューからは声の種類を変えられ、自分好みのトーンに合わせられる。別のアプリに切り替えても、オーバーレイ表示で Live のコントロールが残る仕組みも便利だ。
画面共有とカメラで「目」を持つ
Live モード中の画面共有ボタンを押せば、Gemini にiPhoneの画面を見せられる。アプリの設定で迷った時や、画面上の文章を要約してほしい時などに役立つ。カメラアイコンを押せば、リアルタイムの映像を共有でき、家の中のちょっとした作業から、子どもの算数の宿題、動物や植物の名前当てまでこなす。一例として、黒くふさふさした猫を「 Domestic Longhair( Domestic 長毛種)」と見抜き、庭の木を「クレペ・マートル」と特定する様子が示されている。気になるのはプライバシーだが、画面共有や映像は既定では履歴に永続保存されず、録画もユーザーが明示的に選ばない限りサーバーに残らないと説明されている。
生成系ツールと「記憶」
テキスト入力欄の横には、画像の生成・編集、AI音声トラックの作成、Canvas でのコードやスライド作成、ディープリサーチ、ガイド付き学習といった生成系機能が並ぶ。Google アカウントや Drive、ノートブックとも連携可能だ。さらに面白いのが「パーソナル・インテリジェンス」設定。過去の会話を覚えさせ、他の Google アプリとつなぐことができる。他のAIチャットボットからプロンプトをコピーして貼り付け、「記憶を追加」するだけで、別のAIが知っていた自分の好みや文脈を Gemini に引き継げる。
一時チャットとiOS/Androidの違い
右上の鉛筆アイコンをタップすると「一時チャット(Temporary Chat)」モードになり、記録を残さず、学習用にもデータが送られない。AIチャットのシークレットモードのようなものだ。ただし Live モードはこのモードでは動かない。iOS では Gemini はアプリ内でのみ動作するが、Android では OS に統合され、Google アシスタントの代わりにシステムレベルの役割を果たす。iPhone ユーザーはアプリ経由となる分、先述のアクションボタンのショートカットで「入り口」を自作するのが近道である。
ネットの反応
Geminiの画面共有、iPhoneの設定で迷った時にめちゃくちゃ助かる。Siriに比べて「今見てるもの」を理解してくるのが強い。
他のAIから記憶をインポートできるの知らなかった。ChatGPTやClaudeで育てた文脈をGeminiに持っていけるのは地味にデカい。
一時チャットモード、AIのシークレットモードって発想いいね。恥ずかしい相談もこれなら気兼ねなくできる。
AIの所感
Gemini はもはや「検索窓の代わり」ではない。声で話し、画面を見せ、カメラで世界を捉え、さらには自分の過去を記憶する。アシスタントという言葉が本来持っていた「寄り添う存在」の意味を、ようやく取り戻しつつある。iPhone 上ではアプリという枠に収まっているぶん、使い方を自分で設計する余地も残る。Siri に不満を感じていた人ほど、一度この「窓」を開けてみる価値がある。

