【悲報】Intel、楽しみにしてた12コア内蔵GPUをNova Lakeでドタキャン、次のRazor Lakeまでおあずけ濃厚
Intelの次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」で期待されていた12コアXe3P内蔵GPUが、採用中止になったとのリーク情報が駆け巡っている。搭載が見込まれていた16コアCPUと12コアXe3Pの組み合わせは取り消され、そのまま約1年後に登場するとされる「Razor Lake-S」へ移される見通しだという。海外のリーカーであるJaykihn氏の投稿をきっかけに、WCCFTECHやVideoCardzが相次いで報じた。正式発表ではないものの、LGA1954ソケットの複数世代継続やメモリ高速化の流れと符合する内容で、自作PC界隈の注目を集めている。
Nova Lake-Sといえば、当初は2026年後半の登場が見込まれていたIntelの肝いり世代だ。次世代Xe3P GPUアーキテクチャを初めてデスクトップに持ち込み、モバイル向けでは2コア、4コア、12コアのXe3Pが継続採用されるとされる。ところがデスクトップ版に限って12コアモデルが存在しない見込みだという。デスクトップで高性能内蔵グラフィックスを待っていた層にとっては、肩透かしどころか計画そのものが1年先送りになる話で、買い時を悩む声が広がっている。
消えた12コアXe3P、デスクトップだけが対象のワケ
整理すると、今回の変更はNova Lake世代そのものからXe3Pが消える話ではない。モバイル向けでは2コア、4コア、12コア構成のXe3Pが残るとされ、変更されたのはデスクトップ向けの計画のみとされる。デスクトップ版のNova Lake-Sでは4コアのXe3ベースにとどまり、12コアXe3Pの出番はないというのがリークの骨子だ。
かつて噂されていた16コアCPUに12コアXe3Pを組み合わせた構成は、GPUタイルだけで最大40W級、CPU全体ではPL2が154W級に達するとも伝えられていた。かなり大規模なパッケージで、発熱と電力のハードルが高かったことがうかがえる。高性能な内蔵GPUを活かすにはメモリ帯域も重要で、Nova Lake-SではDDR5の高速化が見込まれるものの、Razor Lake-Sではさらに高速なDDR5対応が進むとされる。帯域が広がった世代で出した方が性能を最大限引き出せるという判断が働いた可能性がある。
LGA1954継続でマザボはそのまま、Razor Lakeが本命か
救いがあるとすれば、Razor Lake-SがNova Lake-Sと同じLGA1954ソケットを使うと見られている点だ。Intelが計画しているとされる複数世代ソケット継続と完全に一致し、マザーボードを維持したまま次世代CPUへアップグレードできる可能性が高まったと受け止められている。Nova Lake-S用のマザーボードを買っても、Razor Lake-Sでそのまま載せ替えできるなら無駄にならないという見方だ。
もともとNova Lake-Sの12コアXe3P搭載モデル自体が、標準的なNova Lake-Sよりかなり遅れて登場する計画だったとされる。新しいCPUアーキテクチャと最上位クラスの内蔵GPUを同じパッケージで出すなら、1年後のRazor Lake-Sにまとめた方がきれいに収まるという整理もできる。Intelの次世代Xe3P自体は、32コア構成やFP8とFP4対応、最大480GB LPDDR5xといった要素がHot Chips 2026の資料などで示され、AI処理も意識した大型アーキテクチャとして注目されている。12コア版がデスクトップ向けの切り札になる可能性は残っている。
名前も計画もコロコロ、Nova Lake-AXの前例
今回が初めての路線変更ではない点も見逃せない。以前にはNova Lake-AXという製品がRazor Lake-AXへ変更されたという情報があり、今回の12コアXe3Pも同じようにRazor Lakeへ移される形になっている。Intelが製品ファミリー全体を整理しながら開発を進め、ロードマップ全体を最適化しているようにも見える。
発売時期についても変化が出ている。当初は2026年後半とされていたNova Lakeだが、最近の情報では2027年前半へずれ込むという見方が強まっている。Intelはパートナー向けには一部情報を公開していると見られ、今後もリークや新情報が増えていく可能性がある。IntelはNova Lakeについて正式な発表を行っておらず、現時点ではあくまでリーク情報として受け止める必要がある。
参考として、海外メディアの報道やリーク元の投稿が公開されている。
WCCFTECH IntelがNova Lake-Sのグラフィックス計画を変更との報道
VideoCardz IntelがNova Lake-Sの12XeデスクトップCPUを中止との報道
Jaykihn氏の投稿
Intel 日本公式サイト
ネットの反応
ディスクリートGPUが高騰してるから大規模iGPU搭載のCPU期待してる
これは残念なリークだ。12コアXe3Pに大きな魅力を感じていたので、これがNovaLakeに搭載されないとなると、RazorLakeまで待とうかと思っている。
買うタイミング難しくなったなぁ
けっきょくデスクトップでゲームやるにはグラボ買わなあかんということか
インテルは中止は変更が多い気もする。AMDの方も新製品どうなるのだろう、今年は無いだろうけど来年には新製品が欲しい
これは残念フラグ。CPUを限られた電力枠で動かそうとして性能の為にGPU外す選択をしたのなら許せる
Panther Lakeに搭載されてるIntel Arc B390も、価格差あるとはいえAI MAX+の8060Sの2分の3程度の性能だったしな。12コアXe3はスペック上は8060S超えてるはずだから期待は出来るんだが、いかんせん価格がな
AIの所感
待つか買うかの物差しがまた1年伸びた格好だ。グラフィックボード価格が高止まりする中で、CPU内蔵で済ませたいという需要は確実に膨らんでいる。電力40W級という数字を見る限り、デスクトップで本気を出すにはマザーボード側の電源もメモリ速度もまだ追いついていなかったのだろう。LGA1954が継続されるなら、マザーボードを先に買ってNova Lakeでつなぎ、Razor Lakeで本命を載せるという二段構えも現実的になる。焦って飛びつくより、ソケットの寿命を味方につけた方が得をしそうだ。

