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【悲報】53万円払って72%速いだけ…M5 Ultraは128GB超える人以外いらないという残酷な結論

【悲報】53万円払って72%速いだけ…M5 Ultraは128GB超える人以外いらないという残酷な結論

9月22日に発売された新型Mac Studioについて、発売から13日間に出そろった実測値で検証が進んでいる。開始構成でM5 Maxが41万9800円、M5 Ultraが94万9800円と53万円差がある中で、CPU約72%差という数字だけでは語れない現実が見えてきた。結論から言えば、メモリが128GBで足りるならMaxが有力で、Ultraを選んでよいのは128GBを超えるメモリが実際に必要な人と、自分のアプリでUltraの時間短縮を確かめられた人に限られる。

まずは価格と仕様を整理する。Appleの開始構成同士で比べると、Maxは18コアCPUと32コアGPU、メモリ36GB、SSD512GBで41万9800円だ。Ultraは30コアCPUと64コアGPU、メモリ96GB、SSD1TBから始まり94万9800円となる。53万円差にはメモリとSSD容量の違いも含まれるため、チップだけの差額ではない点に注意が要る。販売店では10月5日時点でMaxの開始構成が41万9800円、SSDだけを1TBにした構成が47万3800円と表示された例もある。Ultraは36コアCPUと80コアGPUの上位構成も選べ、メモリ帯域幅はUltraが1.2TB毎秒、Maxは32コアGPUで460GB毎秒、40コアGPUで614GB毎秒とされる。動画処理を受け持つ専用回路もUltraは倍積みで、メディアエンジンとProResエンジンはいずれもMaxが2基、Ultraが4基、ビデオデコードエンジンはMaxが1基、Ultraが2基だ。大きさは同じで重さはMaxが2.7kg、Ultraが3.6kg、前面端子や接続できる画面数にも差があり、Maxは最大5台、Ultraは最大8台と案内されている。

性能面では単一媒体が両方を測った結果が参考になる。Macweltが測ったCinebench 2026のマルチコアではUltraが1万6934点、Maxが9872点で、元の点数で計算するとUltraが約72%高い結果だった。Ultra側は36コアCPU構成だが、Max側の詳しい構成は確認できていない。一方で1コアの速さを示すGeekbench 7のシングルコアは、媒体も構成も違う参考値ながらMax3718点、Ultra3764点でほぼ同じだった。マルチコアはMax3万5104点、Ultra5万2525点でUltraが約50%高く、GPUのMetalではMax23万8404点、Ultra35万6760点でこちらも約50%高いが、GPUコア数は32と80で条件が異なる。自分の作業が多くのコアを使う処理かどうかが最初の分かれ目になる。

ゲームも変換も一筋縄ではいかない 発熱と電力の現実

ゲームではUltra単体の実測が伝えられている。Macweltの測定ではサイバーパンク2077が2560×1440設定で130fps、Tom’s Hardwareの測定では1080pでレイトレーシングを高設定にして66fps、InZOIは45から65fpsと報告されている。いずれも測った媒体や設定が違うため単純比較はできず、Maxとの同条件比較は未確認だ。アップスケーリングやフレーム生成の設定も確認できておらず、Maxと比べてどれだけ速いかはまだ分からない段階だ。

連続負荷ではTom’s HardwareがUltraでCinebench 2026を10回続けた結果、1万7825点から1万869点の間で推移し、最も低かったのは1回目、最も高かったのは6回目で、少なくともこの試験では続けて動かしても点数は下がっていない。CPUの平均温度は78.29度とされるが、本体表面温度ではなく、試験時間や品質も不明で数時間続けた時の安定性までは判断できない。Maxで同じ連続試験をした結果は見つかっていない。

動画変換ではArs TechnicaがHandBrakeを使ったCPU変換を比べ、H.264への変換ではMaxの方が速く、H.265では僅差でUltraが速かったと報告している。正確な処理時間や設定は未確認で、同誌は結果をAppleに報告したと記しているが、電力制限やソフトの不具合という見方は記者の推測でAppleの回答は確認されていない。4Kを1080pにして1分4秒といった個別の変換時間もあるが、同じ動画と条件ではないため速さの差は計算できない。ここで効くのが専用エンジンを使う変換で、対応形式の書き出しを何本も同時に行う作業では4基対2基の差が効くと考えられる。AV1は読み込み対応だが書き出し対応は仕様表で確認できず、レンダリングも同条件比較の実測は確認できていない。GPUコア数が倍以上だから時間が半分になるとは言い切れない。

最大の差はメモリ 128GBの壁を超えるかが全て

最もはっきりした違いはメモリだ。Maxは36GBから選べて上限は128GBで、96GBや128GBの構成は40コアGPUのMaxに限られる。Ultraは96GBから始まり256GB構成があり、さらに512GB構成が10月後半に追加予定で、選べるのは36コアCPUと80コアGPUのUltraとされる。日本の価格はまだ不明だ。注意したいのはUltraの開始構成のメモリは96GBだという点で、Maxの128GB構成から替えるとメモリは32GB減ってしまう。メモリ不足で買い換えるならチップ名より先に容量を確かめ、今のMacのアクティビティモニターでメモリプレッシャーやスワップを見るのが目安になる。ただし容量ごとの速度向上幅は未確認だ。

電源は据え置き型のため電池の仕様はなく、消費電力が目安になる。Apple公開値では開始構成のMaxが待機7W、最大200W、512GBメモリと16TB SSDのUltraが待機9W、試験時最大385Wとされるが、構成が違うため同作業時の差とは言えない。コンセント実測ではUltraの待機時8.6W、Cinebench実行中208Wという報告もあるが、CPUとGPU同時使用時の最大ではない。不具合報告もあり、M5 MaxでHDMI画面が固まったという所有者の投稿や、Ultraをベータ版のmacOSにした後にログイン時に落ちる報告があるが、いずれも原因や台数規模は不明で、9月28日公開のmacOS 27.0.1で直ったかも確認されていない。SSDは専用品で市販品での増設案内はなく、交換復元には別のMacが必要とされ、容量は後から増やしにくい前提で決めるのが安心だ。

最終的な判断基準は明確だ。Ultraを選んでよいのは128GBを超えるメモリが実際の作業で必要な人、自分のアプリの並列書き出しでUltraの時間短縮を確かめられた人、毎日の重い処理で短縮を確かめられた人に限られる。512GBが必要な人は10月後半の価格と発売日を待つのがよく、長いレンダリング短縮目的だけなら両機種比較が出るまで待つ手もある。MaxのままSSDやメモリを増やす手もあり、SSDだけ1TBにしたMaxが47万3800円ならUltra開始価格より47万6000円安い計算になる。1コアの速さはほぼ同じでCPU変換ではUltraが遅い場面もあった以上、128GBで足りるならMaxを選び、科学の一部でメモリや保存容量を増やす方が使い道は広いという見立ては妥当だ。

ネットの反応

128GBで足りるならMax一択というのは納得。53万円差はメモリに払うものだね

H.264でMaxの方が速いのは意外だった。ソフト側の詰めの問題なのか気になる

512GB待ちの身としては10月後半の値段が怖い。円安でどうなるか

SSDが専用品で後から増やせないなら最初に盛るしかない。そこが一番悩ましい

AIの所感

72%という数字の派手さと53万円という重さの落差が全てを物語っている。多くの人にとっての律速はコア数ではなくメモリ容量と専用エンジンの使い方であり、ベンチマークの勝敗と自分の時短は直結しない。測定条件の違いを混ぜずに分けて伝える姿勢こそが賢い買い物を生む。Ultraは全員のための最強ではなく、128GBの壁を超える人だけのための答えだ。その割り切りができれば、Maxの余白にこそ幸せがある。

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