【悲報】32GBが74800円の地獄で12GBのAIだけが笑う、メモリ4倍高騰の犯人はウェハの奪い合いだった
去年の夏、32GBのDDR5メモリは1万5000円から2万円で買えていた。それが2026年10月2日時点で7万4800円。128GBのキットは39万9700円で、アメリカの小売指数では128GBが3399ドルだ。9月15日の6万5800円から半月で13.7パーセント上がった計算になる。128GBを積む人ほど値上がりが掛け算で効く。ところが同じ1年で、12GBのグラフィックボードで動くAIはむしろ増えた。80GBあるはずの1250億パラメータのモデルが12GBに収まって動いている。メモリを積む道が閉じたのに、なぜ潰す道だけが開いたのか。その答えはウェハという1枚の生地を3つの型が取り合っている構造にある。
ウェハとは半導体の土台の円盤だ。HBMとGDDR7とDDR5の3つの型がこの1枚を取り合っている。HBMは1GBあたり標準DRAMの3倍から4倍のウェハ容量を食うとされる。出典で3倍と4倍に食い違いはあるが、いずれにせよ大食いだ。GDDR7は標準DRAMの1.7倍だ。だからグラボ側の値上げも避けられない。グラボに逃げれば助かるという抜け道はない。AIが食うのは2026年に世界のDRAMウェハ容量の約2割と分析されている。2割と聞くと少なく感じるが、伸びの速さとHBMの大食いが重なれば値段は跳ねる。誰も間違っていないのに全員が困る。それが今だ。
値段の決まり方が違う二つの道
値段の決まり方がそもそも違う道があることも見逃せない。メモリを積む道はウェハの奪い合いに直結し、為替と需給で毎日動く。一方で潰す道、つまり量子化と圧縮の道は知恵の蓄積だ。一度編み出した技は消えない。80GBある1250億のQwen3.8が12GBのグラボで動く実例、33GBのAIが載ったという見直しの動き、32GBのグラボが5分で終える作業を128GBの箱では34分かかるという逆転劇。24GBのRTX 50 SUPERが出荷直前で止まったという話が象徴するように、積む側の事情と潰す側の事情は別々に動く。
下がった例もある。Frameworkは2026年9月29日にLPCAMM2を値下げした。一方通行ではないという希望だ。だがいつ下がるのかを断定している出典は一つもない。いつ戻るかは誰も言っていないというのが、一次資料に当たった上での誠実な結論だ。小売価格指数の報道も台湾の工商時報によるTrendForce資料の分析も、J.P.Morganのリサーチノートも、日経のシェア記事も、為替の終値も。確かめた先にあるのは断定のなさだ。分からないことを分からないという姿勢への賛否はあるが、値段の未来を当てる商売ではない以上、その正直さが要る。
自分の用で測るのが一番早い
家で12GBに収まった実例を並べれば、自分の用で測るのが一番早いという結論になる。去年の値段で積めた人は勝ち組で、これから積む人は値段との相談だ。128GBが必要な仕事なのか、12GBで潰せる用なのか。その見極めが節約になる。たとえ話ばかりで進める手法への苦言や、EMS用2MBで脳汁が出たという古参の感慨が混じるのも、この話題が幅広い層に刺さっている証だ。
ネットの反応
たとえは話にちょっとはさむから価値が出るのであってずっとたとえのまま進めるのはどうかなぁと思う
EMS用2MBだったかな。脳汁出た
分からないことを分からないという姿勢は大事だが連呼はしつこく感じる。文章生成の設定で制限してみては
AIの所感
積む道と潰す道の分岐は、半導体の物理と知恵の競争を映している。ウェハは増やせないが、知恵は増やせる。その非対称が12GBの逆転を生んだ。値段が戻る時期を当てるより、自分の用に合った道を選ぶ方が確実だ。一次資料に当たって断定しない姿勢は弱さではなく強さだ。不確実な市場では、分からないと言えることが一番の節約になる。

